思わず自分用にも買いたくなるデザイン小物 ・長崎佐世保がテーマのグッズ(minatomachi factory)
長崎・佐世保の風景や方言をテーマにしたデザイン小物は、旅の思い出を持ち帰るのにも最適。誰かへのお土産にはもちろん、思わず自分用にも買いたくなるお土産として人気です。そんなアイテムを手掛けるminatomachi factory(ミナトマチファクトリー)の坂井佳代さんにお話を伺いました。
旅先で聞こえてくる方言は、旅気分を盛り上げるだけでなく、その土地への興味をますます広げてくれるもの。佐世保らしいお土産として人気なのが、そんな方言をテーマにしたアイテムです。かわいらしいイラストとともに「させぼんにき」(佐世保付近、の意味)、「おっちゃける」(落っこちる、の意味)などの方言が表現されていて、一見してご当地グッズとはわからないおしゃれさが魅力。お土産に1つ、自分用にももう1つと買い求める人が多いそうです。
方言シリーズを手掛けるminatomachi factoryでは、長崎・佐世保の風景やモチーフをデザインしたグッズを数多く展開されています。ポーチやコースター、缶バッヂやカードケースなどさまざまなアイテムを彩るのは、透明感ある水彩画タッチの絵や、ビビッドな原色のイラストなど幅広いデザイン。その絵柄は1,000種類をはるかに超えているそうです。
「私たちは就労継続支援B型の事業所として、利用者さんの得意を活かした商品づくりを行なっています。バリエーション豊かな商品のデザインは、すべて利用者さんによるものです。絵が得意な方たちがそれぞれの世界観を表現しながら制作に励まれています。全てを商品化することができないくらい、日々たくさんのデザイン案が生み出されているんです。」
「minatomachi factoryは主に企画やデザインを担当する部門です。布への印刷や縫製などは同じ建物内にある別の部門で、同じく利用者さんを中心に作業しています。絵が得意な方、縫製が得意な方、商品管理が得意な方など現在55名の利用者さんが、それぞれの力を活かして協力し合って、1つ1つの商品を作り上げています。」
「商品の売上は利用者さんたちの工賃になりますから、それぞれやりがいを持ってお仕事に励まれているんです。おかげさまで売り場も増え、多くの方に手に取っていただけるようになったことは、利用者さんにもスタッフにとっても大変うれしいことですね」
「長崎・佐世保をテーマにしたアイテムづくりのきっかけは、障害のある方のアートをいかに生産活動につなげるか、いかに利用者さんの収入につなげられるかという課題でした。すばらしい絵を描く方がいても、地方では原画を買うという文化があまり根付いていません。原画よりも気軽にアートを手に取ってもらえる方法をと模索する中で、観光都市・佐世保にちなんだご当地アイテムにたどり着いたんです。
実はこの方言シリーズのイラストを担当しているのは、佐世保にUターン移住して来られた方。外からの視点を持っているからこそ、方言をユニークに捉えられるのかもしれませんね。」
毎日身近に使えて、目が合うたびクスッと心がほどけるようなデザイン。旅が終わった後も会話が弾みそうな楽しいお土産です。
市内の取扱店舗▼
・佐世保観光情報センター(JR佐世保駅構内)
・させぼ五番街 TSUTAYA BOOK STORE
・九十九島水族館 海きらら内アクアショップきらら
・九十九島商店(九十九島遊覧船乗り場)
・九十九島動植物園 森きらら
・セブンイレブン佐世保赤崎町店
・ホテル日航ハウステンボス