俵ヶ浦半島トレイル おすすめコース
トレイルマップを片手に、心地よい海風を感じながら俵ヶ浦を歩く4つのモデルコースをご紹介。それぞれ異なるテーマで、半島の魅力を体感できるコースです。
おすすめポイント
①駐車場に車を停めてスタート!!
展海峰駐車場から半島を一巡りして戻ってくるコースです
②初心者におすすめ!
約7.5km~10km、約2時間以内のコースです
③絶景ポイントなど見どころがたくさん♪
日本遺産スポットや季節の花々が楽しめます
俵ヶ浦町
COURSE1 俵ヶ浦町歴史遺産トレイル
「展海峰」発着 約10kmコース(約2時間)
展海峰をスタート、俵ヶ浦町丸出山の山頂に残る明治の遺構「佐世保要塞丸出山観測所跡」を折り返して、俵ヶ浦半島南部をぐるっとひと巡り。
関連資料
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1.展海峰
もっと見る目の前に九十九島が180度のパノラマで広がる展望台。佐世保でも一番人気です。
展望台下の園地には、春(3月下旬~4月上旬)は菜の花、秋(10月中旬~10月下旬)はコスモスが咲き誇り、花の季節は特に大勢の人でにぎわいます。
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2.花の森公園
もっと見る広大な見晴らしのいい園地に、桜をはじめたとした四季の花々や木が、約4万本植えられている公園です。佐世保市民の憩いの場となっています。
市街地からは少し離れた場所にある隠れた桜の名所でもあり、駐車場から少し下っていくとそこはまさに桜のトンネル!! -
3.白浜海水浴場
もっと見る浜辺にはキャンプ場も整備され、常設テントもあります。また、キャンプ場への車の乗り入れもでき、オートキャンプ場も可能です。テントや調理器具、カマド等も借りることができるので、気軽にアウトドアを満喫できます。
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4.白浜キャンプ場
もっと見る浜辺にはキャンプ場も整備され、常設テントもあります。また、キャンプ場への車の乗り入れもでき、オートキャンプ場も可能です。テントや調理器具、カマド等も借りることができるので、気軽にアウトドアを満喫できます。
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5.丸出山観測所跡
1889年、佐世保鎮守府が開かれ、海軍の根拠地としての佐世保軍港が築造されました。それに伴い、艦隊の根拠地である佐世保軍港の安全を確保するため、「佐世保要塞」が計画され、1897年から佐世保湾周辺にその築造が開始されました。陸軍の砲台群が佐世保港を取り巻くように造られ1901年頃までに、佐世保湾口北側(高後崎、小首、丸出山)、佐世保湾口南側(面高堡塁、石原岳)、佐世保市北側・西側(牽牛崎、前岳)の砲台・堡塁が造られました。日露戦争で佐世保要塞も、動員令は発令されましたが、一弾も発射することなく終戦を迎えました。現在は砲台跡として、佐世保の展望所の一つとなっております。もっと見る -
6.小首砲台跡
明治19年佐世保港が軍港に指定されると同時に、周辺に建設された多くの軍事施設のひとつ「佐世保要塞」。ここ俵ヶ浦半島には「丸出山」「小首」「高後崎」の3か所に砲台や観測所が設置され、兵舎などの施設も造られました。これらの砲台はついに戦闘に参加することなくその役割を終えましたが、煉瓦と石とコンクリートで造られた要塞は、日本の歴史を物語るかのように、今もなお、俵ヶ浦の山中にひっそりとその姿を留めています。小首砲台跡、高後崎砲台跡は、一般公開されていませんので、佐世保市教育委員会へお問い合わせください。
佐世保市役所(代表)0956-24-1111 -
7.俵ヶ浦港
俵ヶ浦半島の佐世保港沿岸には俵ヶ浦、野崎、庵浦の3つの漁港があります。そのひとつ俵ヶ浦漁港は知る人ぞ知る釣りのスポット。休日には防波堤に釣りを楽しむ人々が並びます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部で部外者の立ち入りが制限されています。(令和2年8月現在) -
8.亀の子島
九十九島のひとつ「亀の子島」は、かつて真珠養殖がおこなわれた島。現在は朽ちて渡れませんが、当時は木橋で繋がっていました。周辺は浅い岩礁で、早春にはアオサなどの海藻を摘む人の姿が見られます。
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9.高後崎船番所跡
俵ヶ浦半島の高後崎にある船番所の跡です。江戸時代、唯一の貿易港だった長崎の警備を担った平戸藩が設置した番所跡。長崎奉行の指示により外国船の取締りを行いました。船溜まりの古い石組みの突堤が歴史を物語ります。また高後崎と西海市は約850mしか離れていないので、すぐ近くに見えます。もっと見る -
10.高後崎灯台
俵ヶ浦半島の南端・高後崎から、佐世保港口を見護る白い灯台は大正15年9月初点。海上自衛隊管理の敷地に建っており、現在、一般の立ち入りは制限されています。
野崎町
COURSE2 野崎町ごちそうトレイル
「展海峰」発着 約7.5kmコース(約1時間30分)
展海峰をスタート、陽ざしを浴びて青々と育つ野菜やオレンジ色に実ったビワやミカンの畑を縫って、佐世保港を一望する丘の上へ。森の中の地蔵堂「お弘法さま」の辻を巡り、四季折々の花が迎える花の森公園へ。
関連資料
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1.展海峰
もっと見る目の前に九十九島が180度のパノラマで広がる展望台。佐世保でも一番人気です。
展望台下の園地には、春(3月下旬~4月上旬)は菜の花、秋(10月中旬~10月下旬)はコスモスが咲き誇り、花の季節は特に大勢の人でにぎわいます。 -
花の森公園
もっと見る広大な見晴らしのいい園地に、桜をはじめたとした四季の花々や木が、約4万本植えられている公園です。佐世保市民の憩いの場となっています。
市街地からは少し離れた場所にある隠れた桜の名所でもあり、駐車場から少し下っていくとそこはまさに桜のトンネル!!
風がふくと舞う桜吹雪もまた一味違った桜の楽しみ方かもしれません。また、4月中旬には山桃も開花し、桜と桃のコラボレーションが見られるかも!?
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3.六方石
六方石は、溶岩が冷却して六角柱の縦方向に割れ目(柱状節理)が生じてできたもの。日本では伊豆と肥前(佐賀県・長崎県)が産地として知られており、かつてはここ俵ヶ浦半島でも産出していました。半島を歩いていると、あちらこちらで六方石を設えた庭の擁壁や石垣に出会います。
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4.六大寺
昭和9年、松尾山青蓮寺(佐世保市白岳町)の別院として庵浦町に建立されたのが始まり。古くから新四国八十八か所の霊場として、お巡りさん(巡礼者)を迎えてきました。平成9年に「真言宗智山派 展海山六大寺」として独立し、現在の地に新たな堂宇が建立されました。
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5.六道の辻/お弘法様
かつて地域の交流を支えた里道の一部が、俵ヶ浦半島トレイルの活動で復活しました。下船越、庵浦、野崎の集落を結ぶ里道の交差点「六道の辻」は、3集落の中心にあたる森の中にあり、お弘法様の祠が人々の往来を見守っています。
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6.金毘羅神社
野崎町と庵浦町の境、森の小路を抜けて佐世保湾を見下ろす高台に建つ金毘羅神社は、今も地域の皆さんに大切に祀られています。 毎年11月になると、新米の藁を打って新たな注連縄にかけ替え、豊穣に感謝する新嘗祭が行われます。
佐世保市役所(代表)0956-24-1111 -
7.段々畑
陽あたりの良い丘陵地の野崎町では、斜面地に整備された石積みの段々畑が良く見られます。丹精された畑には、タマネギやキャベツなどの野菜、ビワやミカンなどの果物が実り、地域の食卓を彩ります。
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8.野崎港
俵ヶ浦半島の佐世保港沿岸には俵ヶ浦、野崎、庵浦の3つの港があります。野崎港は、かつて佐世保湾内を航行していた渡船の発着所にもなっており、小学校の先生もこの渡船で通勤されていました。子どもたちとともに学校へ向かう長閑な風景が偲ばれます。漁船が並んだ野崎港は、休日には防波堤に釣りを楽しむ人々が並びます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間、港での釣りは全面禁止になっています。(令和2年8月現在) -
9.亀の子島
九十九島のひとつ「亀の子島」は、かつて真珠養殖がおこなわれた島。現在は朽ちて渡れませんが、当時は木橋で繋がっていました。周辺は浅い岩礁で、早春にはアオサなどの海藻を摘む人の姿が見られます。
庵浦町
COURSE3 庵浦町お遍路トレイル
「展海峰」発着 約7kmコース(約1時間30分)
展海峰をスタートし、傾斜地の美しい集落とお遍路さんの札所や歴史名所が点在する庵浦町へ。野崎町へ抜けると、四季折々の花が迎える花の森公園があります。
関連資料
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1.展海峰
もっと見る目の前に九十九島が180度のパノラマで広がる展望台。佐世保でも一番人気です。
展望台下の園地には、春(3月下旬~4月上旬)は菜の花、秋(10月中旬~10月下旬)はコスモスが咲き誇り、花の季節は特に大勢の人でにぎわいます。 -
2.御観音さま
町の中心集落にある小さな御堂は、地域の人々が「御観音さま」と呼んで親しんできた場所。お遍路さんの札所の1つにもなっています。御堂には地獄絵が祀られており、1月16日と8月16日の年2回、一般開放・展示が行われています。
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3.十一面観世音菩薩
庵浦町は昔からお遍路さんの巡礼を迎えてきた歴史があり、かつては渡船で渡ってこられたそうです。ここも札所の1つ。集落の墓所の中に祀られています。
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4.太田川と石橋
太田川のせせらぎを聞きながら里道を進むと、森の中に小さな石橋があります。約85年前に、庵浦小学校を退職した校長先生が、子供たちの通学のために寄贈されたもの。5〜6月になるとホタルが飛び交う里道は、地域の歴史や豊かな自然に触れるスポットです。
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5.六道の辻/お弘法様
下船越、庵浦、野崎の3集落を結ぶ里道の交差点「六道の辻」は、鬱蒼とした森の中。小さなお堂がありお弘法様が人々の往来を見守り続けています。俵ヶ浦半島トレイルの活動で庵浦、野崎を結ぶ里道の一部が復活しました。
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6.六大寺
昭和9年、松尾山青蓮寺(佐世保市白岳町)の別院として庵浦町に建立されたのが始まり。古くから新四国八十八か所の霊場として、お巡りさん(巡礼者)を迎えてきました。平成9年に「真言宗智山派 展海山六大寺」として独立し、現在の地に新たな堂宇が建立されました。
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7.段々畑
陽あたりの良い丘陵地の野崎町では、斜面地に整備された石積みの段々畑が良く見られます。丹精された畑には、タマネギやキャベツなどの野菜、ビワやミカンなどの果物が実り、地域の食卓を彩ります。
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8.花の森公園
もっと見る広大な見晴らしのいい園地に、桜をはじめたとした四季の花々や木が、約4万本植えられている公園です。佐世保市民の憩いの場となっています。
市街地からは少し離れた場所にある隠れた桜の名所でもあり、駐車場から少し下っていくとそこはまさに桜のトンネル!!
風がふくと舞う桜吹雪もまた一味違った桜の楽しみ方かもしれません。また、4月中旬には山桃も開花し、桜と桃のコラボレーションが見られるかも!?
下船越町
COURSE4 下船越町水神山神トレイル
「展海峰」発着 約7kmコース(約1時間30分)
展海峰をスタートし、九十九島を眺めながら海辺に佇む集落へ。海と山の神様が宿る美しい入江の風景や歴史名所、炭鉱の繁栄を物語る遺構に出会えます。
関連資料
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1.展海峰
もっと見る目の前に九十九島が180度のパノラマで広がる展望台。佐世保でも一番人気です。
展望台下の園地には、春(3月下旬~4月上旬)は菜の花、秋(10月中旬~10月下旬)はコスモスが咲き誇り、花の季節は特に大勢の人でにぎわいます。 -
2.山神様
「山神様」の道標を目印に、車道からあぜ道を下ると、鬱蒼とした木立の中に苔むした石積みの小さな祠があります。地域の人たちが大切に祀る「山神様」は、集落の暮らしを見守っています。
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3.金毘羅神社
九十九島に面した深い入り江を見下ろす金毘羅神社は地域の鎮守様。春と秋には地域の人たちが一堂に会してお祭りがあり、交流の拠り所ともなっています。眼前に広がる静かな入江では、野鳥の群れが羽を休め、ゆったりとお弁当を広げるには絶好のポイントです。
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4.岩堀のお地蔵様
金毘羅神社を回り込んだ山肌に、岩を彫り込んだ「文殊観音」が祀られています。謂れは定かではありませんが、脇に置かれた竹ぼうきに、今も誰とも知れずお参りに来られているようすが想像されます。
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5.梅林
名切集落の中心部に広がる梅園は、2月頃に満開を迎え、あたりを包む甘い香りが春の訪れを知らせます。6月には青梅が実り、夏には紫蘇漬けの梅干しが地域の食卓を彩ります。
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6.水神様
上名切集落の漁港を右手にみながら突端まで歩を進めると、海面に4本の竹に〆縄をかけた水神様が見えてきます。毎年7月には神事が行われ、遠く離れた子供や孫も含めた人数分のお団子を供えて無病息災を願います。
トレイルの楽しみかた4か条
1.安全に楽しみましょう
体調を整え、時間のゆとりをもって楽しみましょう。飲料と行動食は必ず準備し、天候対策、トレイルに適した服装や履物で無理のないようにお楽しみください。
トレイルコースは定期的に草刈りなどの整備をおこなっていますが、未舗装の山道は、イノシシ被害等のため、荒れていることがあります。十分にご注意ください。
2.地域の暮らしを大切に
トレイルコース周辺は、俵ヶ浦半島の人たちの暮らしの場でもあり、神社や祠、地蔵堂など、地域で祀ってきた大切な場所もあります。ルート外への立ち入りや大声、ごみのポイ捨てはご遠慮ください。マナーを守って気持ちよく楽しみましょう。
3.車は駐車場へ
トレイルルートは一部を除いて離合の難しい狭路です。車は「展海峰」「花の森公園」「白浜海水浴場」など、公共の駐車場に止めてお楽しみください。
4.お手洗いのこと
トレイルコース途中で利用できる公衆トイレは3か所です。「展海峰」「花の森公園」「白浜海水浴場」の公衆トイレをご利用ください。