【家族で夏旅】小値賀の透明な海を遊びつくすアクティビティ6選

SUP（サップ）とはスタンドアップパドルボードの略。浮力のあるボードの上に乗ってパドルを漕ぎ、水面を自由に移動するスポーツです。立った状態でも座った姿勢でも漕げて、初心者もすぐに乗れるので、子どもからご年配の方まで一緒に楽しめるマリンアクティビティとして人気。小値賀では7〜9月中旬限定でSUP体験を実施中です。透明すぎる小値賀の海のお散歩は、まるで空を飛んでいるかのような心地よさ。1日として同じ風景はなく「今日ここでしか見られない」とっておきの景色が存分に楽しめます。
必要な道具は全て借りることができるので、水着やラッシュガード、タオルなどの海水浴グッズ、かかとの脱げないサンダルがあればどなたでも体験可能です。


 

インストラクターさんに乗り方を教わったら、いざ冒険の旅へ出発。大小17の島々からなる小値賀諸島は太古の昔、火山の噴火でできた火山群島。海にむき出しになった荒々しい岩の表情からは、地球の息吹が感じられます。
カヌーは海面に近いので、楽しげに泳ぐ小魚の群れが見られることもしばしば。頭上で鳥たちがさえずり、島の厳しい風雨に耐えながらも青々としげる植物が、手付かずの力強い自然の姿を披露してくれます。
空が晴れて海の透明度がより高まる日には、まるで空中に浮いたような写真が撮れることも。カヌーは安定感のある初心者向け（レクレーションカヤック）なので、お子さんと一緒の方、初めての方も安心して楽しめます。


 

子どもたちの夏休みの宿題にも最適、シーカヤックでビーチクリーンの旅へ出掛けましょう！楽しい旅でその土地の未来、みんなの未来に貢献する。旅先の環境に配慮し、地域の自然や文化を生かす持続可能な観光「サステナブルツーリズム」に近年注目が集まっています。まるで楽園のような美しい島ですが、次々と浜に寄せられる漂着ごみ問題は深刻。小値賀ではこの地球規模の課題を知るきっかけにしてもらえればと、カヤックやSUPでしか行くことの出来ない幻のビーチでビーチクリーンをする体験を実施しています。地元のお母さんたちが不要になった大漁旗やロープを再利用して作った1点モノのバッグの中に軍手やゴミ袋などが入ったオリジナルのクリーンキットを使って、カヤック・SUPを楽しみながら誰でも気軽に環境保護活動に参加できます。


 

旅先で拾った海洋プラスチックごみが、かわいいブローチに変身。プラスチックを洗浄・乾燥したら、型に入れてヒーターで加熱しプレスします。いろんな色が混じり合う独特の味わいで、ごみだったとは思えない美しさに仕上がります。1時間ほどでできるので、出港までの待ち時間に体験する人も。気軽にゴミ拾いができるオリジナルのクリーンキットを購入した方は通常の半額で体験が可能です。生活のあらゆる場面に欠かせないプラスチック。適切に処理されなかったものは最終的に海へと流れ海洋生物の生態系をおびやかし、人間の健康への悪影響も懸念されています。美しい小値賀島にも大量に流れ着く海洋プラスチックごみの問題。普段の暮らし方をもう一度見直したくなる、今ぜひとも体験したいアクティビティです。

 

小値賀島から東へ2km。島のほとんどが急峻な山地で、小値賀島とは雰囲気ががらりと違う野崎島。かつて650人が住む島でしたが、現在は野崎島唯一の休憩所・宿泊所である自然学塾村の管理人さんだけが暮らす、ほぼ無人島です。
自然学塾村は1985（昭和60）年に閉校となった小中学校の木造校舎を活用した施設。個人旅行・修学旅行の宿泊先や、子どもたちのキャンプ活動の場所として利用されています。自分たちで食事を準備して、元教室に布団を敷いて眠る。大人には懐かしく、子どもには新鮮で忘れられない一晩になるでしょう。
美しい海岸や、潜伏キリシタンの歴史を物語る旧野首教会までは徒歩1分のロケーション。ゆっくり散歩するもよし、魚釣りやBBQの道具を借りて楽しむもよし。「何にもない」無人島の豊かさに気づける特別な場所です。


 

陸上とは全く異なる水中の旅へ。海に体を預ける浮遊感、意外にもカラフルな景色はダイビングの醍醐味です。まるで人魚になったような気分で海中散歩が楽しめます。
インストラクターさんにダイビングの基本を教わったら、水深6ｍほどの穏やかな海へ。遠浅の砂地はどこまでも透明で明るく、海底の様子やそこに暮らす生き物たちの姿がよく見えます。場所によって生息する生物もさまざま。小魚の群れやそれを追う大きな魚の姿が見られることもあります。
所要時間はレクチャーを含めて2〜3時間。必要な機材一式は準備してもらえるので、1人からでも体験できるという手軽さが好評です。小値賀のダイビング体験は6〜10月限定で実施されています。