映画監督・樋口真嗣氏が佐世保に来訪!
映画『シン・ウルトラマン』や映画『シン・ゴジラ』など数々の作品を手掛けた特撮業界の巨匠・映画監督の樋口真嗣氏をお招きして、佐世保でのロケハンやトークイベント等を実施しました!
ここでしか見れない佐世保でのロケハンの様子や、トークイベントの内容をレポートしちゃいます!
映画監督・樋口真嗣氏プロフィール
1965年9月22日生まれ。東京都新宿区出身。特技監督・映画監督・映像作家・装幀家。
1984年『ゴジラ』にて映画界入り。1995年『ガメラ 大怪獣空中決戦』 で特技監督を務め、第19回日本アカデミー賞特別賞を受賞。他に、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズなど数多くのヒット映画作品に画コンテやイメージボードとして参加。主な監督作品は『ローレライ』、『日本沈没』、『のぼうの城』、実写版『進撃の巨人』、『シン・ウルトラマン』など。2016年公開の『シン・ゴジラ』では監督と特技監督を務め、第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞。
佐世保来訪のきっかけ
長崎県ロケ作品である映画『ローレライ』や映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』等で佐世保観光コンベンション協会の職員と面識があった樋口監督。数年前から針尾送信所に「行ってみたい!」というお声をいただいており、ご多忙の中ご都合をつけていただき、今回佐世保へお越しいただけることに。
樋口真嗣監督は『シン・ウルトラマン』や『シン・ゴジラ』など大ヒット作品を手掛ける有名監督。
日本の映像業界を代表する巨匠が佐世保に来て下さるなんて、招聘のお話を受けていただいたときは本当にうれしかったです!
今回、樋口監督を招聘してトークイベントとロケハンを実施し、将来的に佐世保、長崎県、九州ロケを実現していただけるようご案内をすることになり、気合いを入れて受け入れ準備をさせていただきました。
長崎空港到着!
樋口監督が来佐されたのは2024年11月4日のこと。お昼頃の便で長崎空港に到着されました。
ご用意していたWELCOMEの横断幕にびっくりな監督♪(素敵なポージングもいただきました!)
お腹ペコペコ!まずは九十九島ひらまさを♪
長旅でお腹ペコペコの監督!第一目的地の針尾送信所に行く前に腹ごしらえを。
お昼は針尾にある『一魚一会』で九十九島ひらまさの炙りヒラマサ丼、炙りヒラマサ握り、あらかぶの味噌汁をご堪能いただきました。
料理の量の多さと九十九島ひらまさ自体の美味しさに驚かれているご様子でした。
<九十九島ひらまさについて>
「長崎県は魚種の豊富さ日本一!」ということで、佐世保を「魚が美味しい街」として盛り上げるため、「九十九島の海域で獲れた❝ひらまさ❞」にスポットをあてた取り組みを推進しています。九十九島の海の幸をPR することで、いずれは「佐世保=魚が美味しいまち」として認識されるような地域のブランディングを目指しています。詳しくは上記バナーからご覧ください!
食後のデザートは鯛宝楽のたい焼き!
薄い皮は「カリッ」と香ばしく、中はしっぽの先まであんがぎっしり!
皮とあんこの相性が抜群な鯛焼きをデザートにいただきました。
後ろの信楽焼のたぬきさんともどことなく似ている監督!?どことなく哀愁感もあり素敵な監督です。
住所:長崎県佐世保市針尾東町2371-1(一魚一会内)
TEL:0956-20-2525
営業時間:10:30~18:00
定休日:年中無休(年末年始はお休みの場合もございます)
佐世保ロケハン開始!念願の針尾送信所へ
樋口監督念願の針尾送信所へ!佐世保市文化財課の専門職員である松尾さんのご案内のもと、ロケハンが開始されました。
2022年5月に放送されたNHK土曜ドラマ「17才の帝国」では無線塔が作中において重要な存在であるAI「ソロン」として登場、電信室は閣議室として登場しました。
樋口監督とNHK土曜ドラマ「17才の帝国」監督が知人ということもあり、「17才の帝国」のロケ支援をした松尾さんとも話が盛り上がり、時間をかけてロケハンされていました。
「すげー!カッコイイ!」と写真を撮影しまくる樋口監督。
見応えのある日本遺産をロケハンいただき、ご満悦だったようです。
特別な許可をいただき、内部のロケハンもさせていただきました。
佐世保ロケがあった映画『空の大怪獣ラドン』でも登場した針尾送信所。思いを馳せながら視察を行い、
最後には針尾無線塔保存会の田平会長とも「針尾無線塔ポーズ」で写真をパシャリ☆
お土産に西海みかんをいただきました!
トークイベント開始!
昨年建設から100周年を迎えた旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館(佐世保市民文化ホール)で、トークイベントを開催し、樋口監督にご登壇いただきました!
ほか、全国最大のロケ支援ネットワーク組織である特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッションの小山副理事長、長崎県ロケ窓口である長崎県観光連盟(長崎県フィルムコミッション)担当の上島氏、大手アニメ製作会社との実験アニメ協力や佐世保や長崎での映画撮影にご協力いただいた長崎国際大学人間社会学部国際観光学科准教授尾場先生、佐世保観光コンベンション協会のフィルムコミッション担当者が登壇し、開幕しました。
トークイベントでは約100名の特撮・樋口監督ファンや過去の長崎県ロケの協力関係者やフィルムコミッションのエキストラ登録者らが駆けつけてくださいました!
トーク中は長崎県ロケが行われた映画『ローレライ』、映画『進撃の巨人』の絵コンテや撮影当時の写真、佐世保でロケが行われた映画『空の大怪獣ラドン』の写真を流しながら展開されました。当時のロケ支援のエピソードや映像資産としての佐世保や長崎のロケーション、フィルムコミッションの存在意義などについて積極的に意見を交換した貴重な機会となりました!最後の質疑応答では、ここでしか聞けないキャストのエピソードやロケの裏話などもあり、大盛り上がり!
映画を通して撮影当時の地域がずっと映像遺産として残り、例えそのロケ地が老朽化や移転など時代の流れで仕方なく無くなってしまったとしてもフィルムのなかで永遠に宝として残り続けることが出来ることはフィルムコミッションの存在意義の一つではないかというご意見もいただきました。
トークイベントでは、もっとお話を聞きたかった!というお声を多く頂きながら、拍手喝采のなか終了となりました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました!
翌日、九十九島パールシーリゾートへ!
楽しい佐世保の夜を過ごした翌日、九十九島パールシーリゾートへ向かいました。
海の女王をイメージした、その名にふさわしい優雅な九十九島遊覧船パールクィーンにご乗船いただきました。
快適な九十九島遊覧を満喫していただいたご様子でした。
九十九島パールシーリゾート限定のオリジナル味カレーと一緒にパシャリ。
九十九島パールシーリゾート限定のオリジナル味カレーは船乗りさんに変身した「やまとくん」が九十九島遊覧船パールクィーンに乗り込み、バックにはオジカ瀬と海きらら人気のキャラクター"きらら"と"くらら"がデザインされているんですよ!
監督の貴重な制服姿も一緒に拝見できたのはとても有難かったです。
船越展望所から見える九十九島を堪能!
九十九島パールシーリゾートから西海国立公園九十九島動植物園森きららへと向かう道の途中にある船越展望所に到着。
船越展望所は九十九島八景のなかにある展望所の中では標高が最も低い為、九十九島が眼前に迫り、迫力のある眺望が楽しめます。
天候にも恵まれ、皆で記念撮影も。
佐世保バーガーミュージアム
佐世保バーガーミュージアムで、監督ご所望の、佐世保バーガー&ビール!
歩き回ってクタクタだった身体には最高です。
満面の笑みもいただきましたよ。
九十九島の美しい景色を見ながら佐世保バーガーとビールをご堪能♪
住所:佐世保市船越町190-1
TEL:0956-28-5533
営業時間:8:00~18:00(但し、冬季は8:00~17:00)
休日:年中無休
いざ、旧佐世保鎮守府防空指揮所跡へ!
お腹もいっぱい、次のロケハンへ!
特別な許可をいただき、旧佐世保鎮守府防空指揮所跡を見学させていただきました。
旧佐世保鎮守府防空指揮所跡は一般の方の立ち入りはできませんが、「日本遺産を巡る海軍さんの散歩道」ツアーに参加することで、地下壕を見学いただけます。
戸尾市場街・とんねる横丁へ移動!
旧佐世保鎮守府防空指揮所跡でロケハンさせていただいた後は、戸尾市場街・とんねる横丁へ。
大正時代から佐世保の台所として市民に親しまれてきた、戸尾市場街。
国道に沿ってとんねる横丁があり、すぐそばに戸尾市場という商店街で、NHK土曜ドラマ「17才の帝国」ロケ地としても有名です。
とんねる横丁は、戦時中の防空壕をそのまま生かして作られた市場で、戸尾市場は、近辺の東シナ海より水揚げされた海産物をはじめ、水産加工品、青果、日用雑貨、衣料などなどの店が軒を並べています。古き良き昭和のにおいがそこからしてきそうな人情味溢れる商店街です。
「17才の帝国」のロケのお話などしながら、視察を進める一同。
たくさん商店街の方から「こんにちは~」「今日も撮影?」とお声かけいただき、改めて撮影にご協力いただいた方々の有難さを実感しながらロケハンしました。
住所:佐世保市戸尾町~松川町
営業時間:8:00~18:00(店舗により異なります)
休日:日曜日
最終ロケハン場所は、丸出山観測所跡
あっという間に楽しい時間は流れ、佐世保ロケハンも最終地点・丸出山観測所跡へ。
狭い道を何とか通り抜け、歩いて丸出山観測所跡へ向かった一同。
随分歩いてたどり着いた先には、美しい九十九島の景色が!
「スゲー!」「来た甲斐あったね!」と喜ぶ監督たち。
天候は晴天と最高のコンディションで丸出山観測所跡と九十九島の景色をお見せできたのはとっても嬉しかったです。
住所:佐世保市俵ヶ浦町
0956-22-6630(佐世保観光情報センター(JR佐世保駅構内))
佐世保ロケハン、完了!
今回、新作のNetflix『新幹線大爆破』配信が控えるお忙しい中、丸2日間も佐世保ロケハンとトークイベントのため来佐いただいた樋口監督、ほかフィルムコミッション関係者、ロケハンやトークイベントにご協力いただいた方々には感謝しかありません。本当にありがとうございました!
樋口監督はとても楽しかったみたいで、「楽しかったー!また来たーい!」と仰っていました♪
数か月後、数年後、樋口監督はじめ特撮界の巨匠たちが佐世保に来て映画を撮影してくださることを願って…
今後も楽しいお付き合いが出来たら良いなと感じるチーム佐世保一同でした。