教えて先輩!「海風の国」観光マイスター ③ まち歩きの名物ガイド 田中伸生さん
田中さんだけど「キタさん」の愛称で親しまれる、SASEBOまち歩きツアーの名物ガイド。佐世保市内のコミュニティFMでは、観光情報を発信する番組のパーソナリティも務めています。有名観光地はもちろん、地元の人も知らないマニアックなネタまで、引き出しは無限。独自の視点で佐世保の魅力を紹介しています。ご自身と「海風の国」観光マイスターについて、お話を伺いました。
Q1.普段のお仕事、日課は?
キタさん:不動産管理業をしながら、コミュニティFMでパーソナリティをしたり、まち歩きガイドをしたりしています。佐世保駅近くのエリアで生まれ育って、街中を見て回るのが好きでした。地元に長く住んでいる人も知らないような、小ネタを集めるのが日課です。路線バスの終点まで乗ってみて散策したり、なじみの道にも発見がないかなと思って歩くと、意外と面白いことが転がっているんです。
Q2.まち歩きガイドを始めたきっかけは?
キタさん:10年ほど前にまち歩きガイドの企画が立ち上がって、知り合いからその2期生として誘われたのがきっかけです。まち歩き企画の最盛期は土日に2回ずつガイドに入っていましたが、コロナの影響でずいぶん減っています。また以前のように、たくさんの方に佐世保の面白さを伝えられたらいいなと思います。
Q3. 「海風の国」観光マイスターをどうやって知った?
キタさん:まち歩きガイドをやっていた縁で、「海風の国」観光マイスター第1回目の試験を受けました。その後、現在の「海風の国」観光マイスターのテキスト作りもお手伝いさせていただきました。いつもガイドをしているのでまちのことはある程度わかるものの、離島や自然のことは全く知らないことばかりでした。基礎的な勉強はガイドの際、大きな自信になります。テキストで覚えられないことも、現地に足を運ぶとなかなか忘れませんので「実際訪れる勉強法」おすすめです。
Q4.まち歩きガイドの際、大切にしていることは?
キタさん:以前、北海道に9年間住んでいました。地元に帰ってくると、当たり前と思っていたふるさとのまちは不思議なことだらけ。お墓の金色の文字、地方には珍しい碁盤目状の市街地、細い路地を走るバス運転士さんのテクニックなどなど、その気づきがなんとも面白くて、その時の感覚を大切にしています。観光客の中には佐世保のことを勉強してから来られる方も多いので、ガイド本に載っているようなことよりも、ちょっとマニアックなことの方が喜ばれます。観光地ではない場所にも「へぇ〜」はたくさん潜んでいます。
Q5.佐世保のイチオシ観光スポットは?
キタさん:若い頃からずっと親しんできた、中心部の三ヶ町と四ヶ町アーケードです。距離が長いことで有名ですが歴史もありますし、町ごとに柱の色が違うとか、足元のタイルに店の変遷が見れたりとガイドネタも満載なんですよ。
Q6.最後に、「海風の国」観光マイスターの受験を考えている方に一言。
キタさん:ぜひ地元の方には一度受けてみてほしいですね。1回で必ず合格しなくても2回目で受かればいいや、くらいの気楽な気持ちでもいいんじゃないかなと思います。無料で受けられるありがたい資格、ぜひ現地に足を運んで楽しみながら、少しずつ覚えて受験してみてくださいね。
動画でキタさんのまち歩きを体験する