佐世保の神社仏閣でいただく特別な御朱印。心に残るご縁と癒しの時間を
御朱印巡りで、特別な思い出づくりをしませんか? それぞれの神社やお寺には、その場所ならではの素敵な御朱印が用意されています。 四季折々の景色や風を感じながら、ゆっくりとお参りしてみましょう。きっと、忙しい日々を過ごす私たちへのご褒美になるに違いありません。
御朱印の前にお参りを
旅の記録にもなる御朱印。
本来御朱印は、参拝の証として、または写経を納めたりお経を唱えたりした証としていただくものです。
神社やお寺に着いたら、まずはお参りをしましょう。今日訪れることができたことに感謝し、大切な人を思い自分自身を見つめる時間も旅の醍醐味ですね。
- お寺の場合
入口の山門で一礼→手水舎でお清め→本堂でお賽銭を入れる→お線香、ろうそくで焼香する→鰐口を鳴らし、合掌して一礼
- 神社の場合
鳥居の前で一礼→手水舎でお清め→本殿の前で一礼し、鈴やドラを鳴らす→お賽銭を入れる→二拝二拍手一拝
飯盛神社
紀伊國熊野神社から分霊し創建したのが始まりとされる約700年の歴史を持つ神社です。長く相浦地域の氏神様として親しまれ、2月には祈年祭とあわせて愛宕祭が斎行されています。
民間信仰のしろなまず様が祀られており、美と健康にご利益があるとされています。かわいいしろなまずのおみくじも人気です。
御朱印はさまざまな柄のものがあり、来るたびに違った絵柄を楽しめます。月替わりで絵柄が変わるもののほか、特別御朱印としてお祭りのときにお渡しするクリア御朱印や、相浦の偉人の歴史を表現した「相浦偉人列伝」があります。
愛宕山と九十九島の島々を表現した佐世保ならではのオリジナルの御朱印帳もおすすめ。まず飯盛神社でこの御朱印帳をゲットし、御朱印巡りをしましょう。
淡島神社
九十九島の島のひとつにある、安産や女性特有の病など、とくに女性を守る神様が祀られている神社です。島全体がパワースポットで、境内にはくぐると願いが叶うとされる小さな鳥居があります。老若男女問わずご利益がありますが、妊婦さんや厄落とし、病でお悩みの方にはおすすめ。その際には「オンソラソバテイエイソワカ」と3回唱えたあとに3回くぐりましょう。安産の祈願をされた方は、生まれたお子さんを連れてお宮参りや七五三に来ることも多いそうです。
参道の途中に分岐する八大龍王神参道を進むと龍神橋があり、その先に雄龍と雌龍が祀られています。かつて大きな蛇が島を守っていたという言い伝えからご神体を祀られたそうです。勉学や就職、夫婦円満にご利益があるとされています。
淡島神社の御朱印は、神主さんの娘さんが描く柔らかなイラストが特徴です。毎月季節にあわせた絵が楽しみな御朱印です。
寿福寺
平戸松浦藩主の領地である江迎郷の祈願寺として建立されたお寺で、5月と11月の「逆さ新緑・紅葉」が人気です。本堂の釈迦三尊像は、言い伝えによると古く高麗から伝来した由緒あるもの。江迎千灯籠まつりでみこしに担がれる水かけ地蔵も祀られています。
境内はおもてなしを感じる暖かな雰囲気。季節の花を添えた花手水や梵鐘風鈴の澄んだ音色、サンキャッチャーのキラキラとした光が訪れた人を歓迎してくれます。今年は庭園を改修したとのことで、新たなお庭の景色を見えるのも楽しみです。
御朱印は通常のものと、「逆さ紅葉」・「逆さ新緑」一般公開期間限定バージョンの2種類。住職手書きの御朱印をいただくことができます。
亀山八幡宮
佐世保市役所正面に位置する佐世保を代表する神社です。地域では「八幡さん」と呼ばれており、境内は緑が豊かで芝生や木々に囲まれています。家内安全や無病息災、安産などのご神徳があるとされており、古より地域の氏神さまとして親しまれています。秋には例祭の佐世保おくんちが行われています。
平戸藩主松浦家の代々の守護神としてあがめられ、西海鎮護として藩内はもちろんのこと、東彼杵郡を含む広い地域を守る鎮守神とされました。明治時代以降は軍港佐世保・旧海軍の武神としての崇敬も集めています。
広々とした境内にはかわいい鳩たちが。鳩は八幡神の使いとして大切にされてきた神使。お参りして御朱印をいただいたあと、エサをプレゼントするのもいいですね(エサも販売しています)。
御朱印は神事などにより直書きが出来ない場合があり、書置きでの対応になることがあります。
宮地嶽神社
福岡県にある宮地嶽神社総本宮の分社で、地元では厄除け・厄払いの神社として有名です。息長足比売命(オキナガタラシヒメノミコト)・ 勝村大神・ 勝頼大神の3柱と天津神を祀っています。開運勝利、災難大厄除け、商売繁盛の守り神として信仰を集めています。
少し入り組んだ作りの境内で欄干などもあり、風情たっぷりの神社です。一番高い場所にある本殿までは階段で上がる道のほか、車で近くまで上がる道がありますので、足の不自由な方も安心してお参りできます。参道は珍しい屋根付きで、朱色の社殿が美しく神聖な気持ちにさせてくれます。本殿左右にはさまざまなおみくじがありますので、いろいろな悩みにあわせておみくじをひくのもおすすめです。
御朱印は本殿に上がる階段横の社務所で受け取りが可能です。
福石山清岩寺・福石観音
710年、名僧行基が刻んだとされる十一面観音が安置されている九州西国霊場の一つです。805年には弘法大使(空海)が訪れ、福石山の裏手にある岩窟に五百羅漢を安置しました。以来、九州七観音に数えられ、平戸藩時代には平戸八景の一つとして歴史の名所となり、今でも訪れる人に感動を与えています。
福石観音といえば、毎年8月8日から10日に行われる「四萬六千日祭」という夏祭りが有名です。この期間中にお参りすると、四万六千日参ったのと同じご利益が授かるとされています。
「観音様との出会いに感謝し、人の幸せを願う心でお参りをしてもらえたら。その証として御朱印を持って帰ってもらいたい」とご住職。大切な人を思う心があれば、きっと御朱印巡りの旅のご加護も得られることでしょう。
住所:佐世保市福石町24-5
TEL :0956‐31‐8372
受付時間:9:00~17:00(※不在時は書置き)
納経料:御朱印 300円/霊場のスタンプ+特製カード付 500円
白岳神社
1578年頃、当時日宇・佐世保の監視役だった後藤惟明(平戸藩主松浦隆信の次男)によって創建された神社です。歴代の平戸藩主によって大切に守られてきた由緒ある神社で、日宇村(現在の佐世保駅のあたりから南部エリアの広い地域)の氏神様として親しまれてきました。
明治時代、佐世保に鎮守府が設置され人口が激増したときは、社務所を教室代わりにして子どもたちが勉強していたこともあったそうです。9月の例大祭では国の重要無形民俗文化財である平戸神楽が奉納され、どなたでも訪れて観覧することができます。
御朱印は月ごとに紙の色を変えて準備されています。もちろん御朱印帳に直接書いていただくことも可能です。
速来宮(早岐神社)
早岐神社という名前で親しまれている神社です。境内には金刀比羅神社もあり、大変古い石祠と玉垣があり、早岐茶市に集う商人の航海の安全を守る神として、人々の熱い信仰の歴史を残しています。
速来宮のある早岐は海沿いの町。ですが、この神社は100段以上の階段を上った高台に位置しています。そのため境内からの眺めは抜群。早岐の町を見下ろし、美しい夕日を眺めることができます。また、早岐小学校側からは朝日を眺めることができるため、初日の出スポットとしても密かに人気を集めています。
御朱印は見開き2ページ分を使ったデザイン。左には速来宮の名前の由来である早岐瀬戸の渦潮とその渦潮に乗るカヤックのシルエットをスタンプしています。色も季節ごとに変えるそうですよ。
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