路靴エピソード YUKINEさん
BetweeN !!
父に高校の卒業記念でプレゼントしてもらった靴だ。高校時代の私は激しい反抗期で父とはほとんど口をきかなかった。しかし、私が新しい靴を欲しているときは唯一会話を交わす時間になっていた。知識はないがストリートファッションが好きな私が「こういう感じ~」と申しつけると父は確かな知識を
基に私好みの靴を購入してくれた。 ある日、父から大学受験に向けて必死に勉強している私に「まだ言わないけど良い靴買ってるけん!大学決まったら渡す!」と話しかけられた。数週間後?数ヶ月後?忘れてしまったが、父の方が我慢できなくなり、大学が決まる前に開封することになった。高校の卒業祝いでもらったこの靴は、私の好みを知り尽くした父の集大成だ。お気に入りポイントがいくつもあり、履き潰しかけている。父は「どこにも売ってないから、もう箱に入れて保管しておいて」と言うけれど、私はこれからもこの靴と共にいろんな世界を見てみたい。お父さん、ありがとう。
~制作エピソード~
路靴のイベントが行われたのは、12月3日のこと。
きらきらフェスティバル会場である島瀬公園で、路靴と似顔絵のブースを設置し、
ご持参いただいたの靴のエピソードを伺いながら、アート制作がスタート。
思い出をしっかりヒアリングしながら、アート作品として描かれていきました。
お忙しいところご参加いただき、ありがとうございました!