路靴エピソード KUWAKI.Rさん
We STEP’s
私たち夫婦は結婚して約10 年ほど、子どもをさずかることが出来ませんでした。その10 年の間、不妊治療を行う中で、何度も流産を経験し、心身ともに苦しい時間を過ごしていました。そんな中、ようやく心拍確認まで辿りつき、待望の我が子が生まれることを心待ちにする日々が訪れました。しかし、私たち夫婦には、そんな簡単に幸せは訪れてくれませんでした。待望の我が子は、まさかの死産という形でお別れすることになりました。夫婦ともに立ち直ることができず、家に引きこもる日々が続きました。そしていつしか私たちは、2 人で命を絶とうとさえ考えていました。
しかし、ここて私たちが死んでしまうと、生まれてくるはずだった子がいたという証を残していけないと考え、そこから私たちは子どもは諦め、夫婦2 人で新しい人生を歩みはじめました。すると、神様は私たち夫婦を見捨ててはいませんでした。まさかの自然妊娠で待望の我が子を授かることができました。そんな息子も、今年で5 歳の七五三を迎えることができ、家族3 人で幸せな日々が続いています。その息子のファーストシューズとなります。この子が生まれてくれたおかげで、私自身もいろいろと変わることができ、我が子の誕生をきっかけに『子どもたちの未来を守っていきたい』との想いから作家活動をはじめ、今年の2 月に自身初となる絵本出版を達成することができました。
~制作エピソード~
路靴のイベントが行われたのは、12月3日のこと。
きらきらフェスティバル会場である島瀬公園で、路靴と似顔絵のブースを設置し、
ご持参いただいたの靴のエピソードを伺いながら、アート制作がスタート。
思い出をしっかりヒアリングしながら、アート作品として描かれていきました。
しっかり靴の想いを語って頂きました。遠方からお越しいただき、ありがとうございました!