昭和レトロなかわいさにハマる!
ノスタルジックな佐世保旅(2・3日目)
旅行が大好き!
そんな3人のインスタグラマーが、長崎・佐世保・佐賀を巡る2泊3日の旅に出ました。
Sorrisoriso(ソリッソリッソ)
2015年、取り壊し寸前の米倉庫をリノベーションして、地域交流拠点としてオープンした「Sorrisoriso(ソリッソリッソ)千綿第三瀬戸米倉庫」。
郷土を活かす様々な活動・商品開発などのまちの拠点や、市民の新たな創造のためのコミュニティスペースとして多くの人に愛されています。
中には1号室には、カフェ Tsubame coffeeが、2号室にはくじらの髭(地域産品販売及び体験施設)が、店頭には移動式店舗のCHANOKOが滞在していることも。
Tsubame coffeeでは、東彼杵にあるだけあって“そのぎ茶”をいただくことができますよ。
そのぎ茶はとても甘みのある美味しいお茶で2煎目まで味わうことができます。
お茶の葉も週替りしており、通う楽しみもあるようですね。
その内装は、米倉庫を改装しただけあって天井も高く開放的で、レトロな雰囲気と相まってとても癒される空間でした。
【基本情報】
Sorrisoriso 千綿第三瀬戸米倉庫
住所:長崎県東彼杵郡東彼杵町瀬戸郷1303-1
電話:0957-20-1883
営業時間:10:00〜19:00
定休日:毎週水曜日・第2火曜日
話題のエリア 万津6区を散策
若者が集まるBRICK MALL SASEBO
佐世保へ到着した3人は、最近佐世保で注目を集めているという、万津(よろず)6区へ行ってみることに。
このエリアを象徴するのが「BRICK MALL SASEBO(ブリックモールさせぼ)」。
築70年を超えるレンガ倉庫をリノベーションして作られました。
建物の中に入ると、すぐにコーヒーのいい香りがします。
入口左手にある「CROSSROADS COFFEE」は、すべてのコーヒーがエスプレッソベース。
天気がよかったので、外のオープンスペースでコーヒー片手にひとやすみ。
エスプレッソマシンで一気に抽出された極上のエスプレッソは、雑味がなくコクのある味わいでみんな大満足です。
素敵な1枚のスポットを探して、楽しい撮影会が始まりました。
【基本情報】
BRICK MALL SASEBO
住所:佐世保市万津町6
まちの井手こんにゃくに寄り道
BRICK MALL SASEBOから歩いて3分のところに、有名な井手こんにゃくさんがありました。
なんと100年続いてる老舗中の老舗だそう。
そういえば、“こんにゃく”の専門店って珍しいですよね。
それが100年も愛され続けるってとてもすごい!
3人にとってもちょっと新鮮です。
「すみませーん!さしみこんにゃく、ここで食べることはできますか?」
井手こんにゃくさんの親切な計らいで、特別に試食させていただきました。
いただいたのは、「あおさ さしみこんにゃく」と「ゆずこしょう さしみこんにゃく」。
美味しさの秘密を、4代目の井手崇裕さんに伺うと、佐世保産のゆず胡椒や、壱岐産のあおさをたっぷり使っているとのこと。
そして代々伝わる手作りの「ゆずみそ」はココだけの味。
あっという間に完食しちゃう美味しさでした。
【基本情報】
井手蒟蒻店
住所:佐世保市万津町5-5
電話:0956-25-0654
営業時間: 6:00〜18:00
定休日: 日曜日
戸尾市場街
万津6区をあとにした3人は、大正時代から佐世保の台所として市民に親しまれてきた戸尾市場街にやってきました。
なかでもとんねる横丁は、戦時中の防空壕をそのまま活かして作られた市場で、昭和レトロを感じられるどこか懐かしい商店街でしたよ。
蒲鉾屋さんのお母さんに特別に防空壕を見せてもらったり、お店のおじさんに声をかけてもらったりして、楽しくお買い物出来ました。
【基本情報】
戸尾市場街
住所:佐世保市戸尾町・松川町
休日:日曜日
さるくシティ4〇3アーケード
どうして「4〇3」なのでしょう?
こちらも変わった名前の商店街ですよね。
調べてみると、四ヶ町商店街の「4」、佐世保玉屋の「〇」、三ヶ町商店街の「3」をあわせてそう呼んでいるそうです。
さるくとは「散歩する」や「歩き回る」といった意味の佐世保の方言とのこと。
実はこのアーケード、四ヶ町から三ヶ町にかけて7つの町をまたぐ全長約1キロのアーケードで一直線のアーケードとしては日本一、出店数は160店以上もあるんですよ。
まさに“さるく”なアーケードでした。
そういえば、街を“さるく”していると、猫ちゃんをよく見かけましたよ。
かわいくってテンション上がっちゃいました。
【基本情報】
さるくシティ4○3アーケード
住所:佐世保市下京町~上京町~本島町~島瀬町~栄町~常磐町~松浦町
佐世保名物レモンステーキでランチ@白十字パーラー
お目当ては、佐世保名物レモンステーキ!
軍港のまち佐世保ならではの逸品で、ステーキを日本人の口にあうようにアレンジされた佐世保発祥グルメです。
創業69年を迎えるこちらのお店は、他にもジャンボパフェや海軍さんのビーフシチューが人気です。
ジュージュー♪と美味しそうな音を立ててレモンステーキがやってきました。
アツアツの鉄板の上で、焼きあがる直前にレモン果汁たっぷりのソースをかけていただきます。
ミディアムレアに焼いたお肉はとてもジューシー!
そのままでも美味しいのですが、ごはんに巻いていただくと、これがまた美味しい。
甘辛いソースがとってもごはんに合うのです。
最後は残ったライスを鉄板の上でソースに絡めていただくのが佐世保流。
お店の1階が、お土産コーナーになっており、自宅で使えるレモンステーキソースとぽるとをお買い物。
ぽるとは羊羹をクッキーで挟んだ佐世保名物のお菓子です。
クッキーの羊羹?と半信半疑でしたが、お家に帰ってからぽるとを食べてみるとこれがびっくり!
とってもおいしかったのです。
【基本情報】
白十字パーラーぽると総本舗
住所:佐世保市本島町4-19
電話:0120-022-831
営業時間:10:00~19:00
定休日:2Fカフェは火曜定休
レトロな純喫茶 珈琲専門店くにまつへ
レトロを探したどり着いたのが、珈琲専門店くにまつ。
木目調で統一されたシックでレトロチックな店内は、まるで船室のよう。
「うわ!雰囲気しぶい~。おちつくよね」
店主の国松さんの人柄もあってか、くつろいでコーヒーを頂くには最高のお店です。
創業50年、地元の人に広く愛されてきた“くにまつ”のコーヒーは、サイフォンやウォータードリッパーをつかって淹れるこだわりの味が自慢。
ほろ苦いダッチコーヒーをかけていただくアイスクリームと一緒に、楽しい時間を過ごしました。
自家製ジャムでいただくトーストが美味しい
これが本当においしい!
「くにまつ」へ立ち寄ったら、珈琲のお供にアイスクリームとトーストは絶対食べて欲しいなって思っちゃいました。
【基本情報】
珈琲専門店 くにまつ
住所:佐世保市上京町4-16
電話:0956-25-2888
営業時間:10:00〜21:00
定休日:火曜日+不定休
佐世保独楽の絵付けを体験
まち歩きを楽しんだあとは、佐世保独楽(させぼこま)の絵付け体験に挑戦。
「佐世保独楽」の伝統を受け継ぐ唯一の独楽作り専業店「佐世保独楽本舗」へお邪魔しました。
「佐世保独楽」は、長崎を代表する伝統的工芸品で、木製(ブナ科マテバシイ)の独楽はどんぐりに似た形をしていて鮮やかな色彩が目を引きます。
その遊び方も独特で、独楽の先に付いた剣を相手の独楽に力いっぱいたたきつけて、破壊するという激しいものが本来の楽しみ方だとか。
他にも「息長勝問勝競べ(いきながしょうもんしょうくらべ)」という掛け声で、回っている時間を競い合いあう楽しみ方もあるそうです。
3代目となる山本さんからご指導いただきながらの初体験。
出来栄えはいかがでしょうか?
みんな夢中になって楽しみました。
絵付けが終わった独楽は、最後にニスを塗っていただいて乾燥させて完成です。
記念に店内の商品の棚に並べていただいて”パチリ!”
どうですか?可愛いでしょう。
【基本情報】
佐世保独楽本舗
住所:佐世保市島地町9-13
電話:0956-22-7934
営業時間:10:00~17:00
休日:土曜日・日曜日、不定休
※特別な貸切、体験の日はお休み
※佐世保独楽の絵付け体験は、佐世保観光情報センターへお申し込みください。
電話:0956-22-6630
絶景!九十九島の夕日@石岳展望台
圧巻の夕日が見られるこの場所は、ハリウッド映画「ラストサムライ」冒頭に出てくる島々の風景を撮影した場所、「石岳展望台」です。
九十九島と夕日が撮影できるスポットとして人気だそうで、この日も何組か夕日待ちしている人がいましたよ。
標高191mの展望台からは、九十九島の島々が織り成す海の景観だけでなく、佐世保市内の造船所や艦艇までぐるりと360度見渡すことができちゃいます。
佐世保の名店で〆@曽根崎
佐世保駅から徒歩7分ほど、上京町にある「曾根崎(そねざき)」は、お酒好きにはたまらない貝料理の専門店です。
雰囲気は落ち着いた昭和チックな飲み屋さん。
よしっ!飲むぞぉ~!!
気分も上がっちゃいます。
まずはビールで乾杯!
この時、貝にたっぷりと浸されるお出汁がまた最高!
柚子胡椒をつけてハフハフ貝を食べながら、旨味がたっぷり染み渡ったスープをすする。
もうたまりません!お酒がすすむぅ~。。。
日本酒にあいまくり!!
つい飲みすぎちゃった幸せな晩餐でした。
〆は、貝の出汁がきいた雑炊が人気で、多くの方が食べて行かれるそうですよ。
小さなお店で座席数が限られるので、予約をしてから向かうのがおすすめです。
【基本情報】
貝族料理&雑炊の店 曽根崎
住所:佐世保市上京町2−3
電話: 070-5814-9337
営業時間:18:30~22:30
定休日:日曜日
【3日目】
佐世保で一番辛いカレー!?「ブラック」
だったら「ブラック」で朝カレーはいかがですか?
こちらのお店はなんと24時間営業なのです。
佐世保名物を早朝から味わって、しっかり一日遊びたい!
そんなワガママにもばっちり応えてくれますよ。
ブラックの名物といえば「佐世保で一番辛いカレー」です。
地元のイカスミを使った激辛カレーを食べたら、朝から目覚めもぱっちり!
朝からカレーはちょっと…そんな方でもご安心ください。
このお店はメニュー豊富!
カレーだけでも20種類以上ありますが、カレー以外にもお店自慢のビーフシチューやフライ・ハンバーグなど、驚くほどの充実ぶり。
れな里奈コンビはブラックカレー“激辛”に挑戦しました。
「うわ、これ辛そう!」
日頃から激辛グルメに目がない二人はペロリと完食。
汗をかきながら黙々と食べる二人を前に、江莉香は優雅に海軍さんのビーフシチューを頂きました。
【基本情報】
ブラック
住所:佐世保市下京町3-4
電話:0956-25-2595
営業時間:24時間営業
定休日:不定休
九十九島を一望する絶景スポット 船越展望所
九十九島を一望する展望所は数ありますが、手軽に立ち寄れるのがここ「船越展望所」。
九十九島パールリゾートから車で3分ほどで到着し、市内からも近くとても便利なのですよ。
九十九島展望台の中でも標高が110mと低いので、九十九島が眼前に迫り、島々の力強く迫力のある景観が楽しめます。
そうそう、船越展望所からの眺望は雨の日がオススメだそう。
まるで水墨画のような趣があって、九十九島ファンの心をがっちりキャッチしているんですって。
船越展望所
住所:佐世保市船越町147
99TRITON
カタマランというのは、写真のようにヨットの船体を二つ並べてつないだもので、波の揺れに強く安定していることが特長です。
99TRITONは見た目も優雅でとても素敵ですね。
船内の設備も清潔に整っており、とても快適に作られています。
さあ、ヨットに乗って九十九島の美しい島々をめぐるクルーズに出発です!
「めっちゃテンション上がる!」
「あの島バイキンマン!みたいな形だ~!」
海も穏やかでしたが、それ以上にヨットの安定感がすごく、ひたすら快適。
ネットの下には、すぐそこに海が広がります。
「非日常」という言葉がありますが、これほどまでにゴージャスに体感できるお手軽アトラクションもあまりないかもしれませんね。
・サンセットクルーズ
・ディナークルーズ(寿司orイタリアン)
・ランチクルーズ(寿司orイタリアン)
・スイーツ付きクルーズ
などのツアーがあります。
九十九島パールシーリゾート 99TRITON
住所:佐世保市鹿子前町1008
電話:0956-28-1999
営業時間:出航予定時刻はお問い合わせください。
温泉と陶芸のまち 武雄市
餃子会館は餃子とラーメンのお店
佐世保を楽しんだあとは、武雄温泉に向かいます。
武雄(たけお)市は、佐賀県の西部にあり、佐賀市と長崎県佐世保市の中間に位置する町で、開湯以来1300年の歴史を有する武雄温泉が町の中心にあります。
武雄温泉駅から車で3分程度のところにある武雄市のソウルフード餃子会館でランチタイム。
昭和60年開業の餃子会館は佐賀県でも有名な「もしもしラーメン」と「ホワイト餃子」の名店として知られており、昭和の昔懐かしいお食事処として大人気。
ちょっとおちゃめなラーメンの名前の由来は、電話注文の時、誰もが「もしもし、ラーメン・・・」ということからきているそうです。
真偽はさておき、シンプルでやさしい味の豚骨ラーメンです。
ホワイト餃子は丸くて皮が分厚いので、一つ一つがボリューム満点。
ラーメンとも相性抜群ですよ。
【基本情報】
餃子会館
住所:佐賀県武雄市武雄町富岡12397-1
電話:0954-22-3472
営業時間:11:00~20:00(商品がなくなり次第終了)
定休日:木曜日、年末年始
美しい庭園に癒される 御船山楽園
武雄領第28代領主・鍋島茂義(しげよし)公が別荘を設けるため、約3年の歳月を費やしてこの地に造園した大庭園で15万坪もあり、東京ディズニーシーと同じくらいの広さにあたります。
庭園の見どころは、
春:2千本の桜と5万本のツツジが御船山の断崖を背景に見事な景観を作る
秋:樹齢170年の大モミジの古木をはじめとした紅葉
冬:雪化粧をした枯山水の風情
四季を通じて、日本人の心に響く絶景が待っています。
【基本情報】
御船山楽園
住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
電話:0954-23-3131
フォトジェニックな武雄温泉の楼門
旅の〆は温泉です。
武雄温泉は江戸時代には宿場町として栄え、佐賀鍋島藩の所有となり、藩主だけが入湯できる専用の湯舟(殿様湯)も造られました。
温泉の入り口には、竜宮城を連想させる鮮やかな色彩の楼門があり、フォトジェニックなスポットとして大人気。
泉質はさまざまな成分が程よく入ったアルカリ単純泉。
保温性に優れ、肌になじんでしっとりすることから、昔から美人の湯と呼ばれているそうです。
【基本情報】
武雄温泉楼門
住所:佐賀県武雄市武雄町武雄7425番地
電話:0954-23-2001
長崎・佐世保・武雄を巡る2泊3日の旅もこれで終了。
皆さんも、この旅を参考にされてみてくださいね。