世界遺産の神秘と歴史がねむる小値賀へ♪忘れられない、二人だけの島旅2泊3日プラン
特別な人との二人旅におすすめなのが、開放的な自然の中でゆったりとした時間を心ゆくまで過ごすことができる「島旅プラン」。特に、世界遺産にも認定された「小値賀」でのひとときは、歴史とロマンあふれ、忘れられない思い出になることでしょう。
- 所要時間:2泊3日
- 交通手段:フェリー・車・徒歩・自転車
Start
【1日目】佐世保港 8:40
フォトスポットもあり!朝の佐世保港を歩いて「鯨瀬ターミナル」へ
古くから軍港として栄え、かつては軍艦や商船が行き交うようすも見られた「佐世保港」。現在は、アメリカ海軍と海上自衛隊がその一部を使用し、軍港佐世保の港ならではの景色を作っています。朝日と夕日が海や軍艦を照らす光景はとてもフォトジェニック!海沿いには「I♡SASEBO」のオブジェが置かれた人気のフォトスポットがあります♪「小値賀」に行くには、その奥にある茶色い建物「鯨瀬ターミナル」へ向かいましょう。移動時間は、高速船で約1時間半、フェリーで約3時間ほど。船の窓から見える海景色を楽しみながら、ゆったりとした船でのひとときを過ごしましょう。
【1日目】小値賀港 10:50
小値賀島最大の港湾「小値賀港」へ。「おぢかアイランドツーリズム」を利用しよう!
長い船旅、お疲れさまでした!ようやく「小値賀港」に到着です。「小値賀港(笛吹港)」は、ほとんどの定期船が発着する小値賀島最大の港湾です。中心集落である笛吹郷の近くにあり、中心部までは徒歩約10分ほどの距離です。小値賀港ターミナルに拠点を持つ「おぢかアイランドツーリズム」は、小値賀町観光協会など3団体が統合したNPO法人で、小値賀島と野崎島の観光事業を担っています。ここでは各種ツアーの申込や宿泊先を探したりすることができます。あらかじめ当日の動きや交通手段などを相談してみるのもおすすめですよ。電動自転車やレンタカーの貸し出しも行われています。バス路線の拠点にもなっており、「斑島」や「前方」、「唐見崎」方面へ向かう路線バスは、小値賀港ターミナルを起点としています。
【1日目】落花生加工体験
小値賀名産の落花生を炒って、オリジナルラベルでパッケージ詰めしてみよう!
小値賀島の土は太陽をたくさん浴びて輝く赤土です。昔から、赤土でつくるジャガイモやサツマイモといった根物は甘くできると言われています。そんな赤土に育まれた「落花生」もまた、甘くてコクのある美味しい豆に育つのです。そんな落花生を使った落花生のとうふ作りと炒り落花生作りを、栽培から加工販売まで行う「小値賀町担い手公社」さんが、丁寧に教えてくれます。実際に作った「落花生とうふ」「炒り落花生」はお持ち帰りOK。体験の内容は、落花生を炒る・袋詰めする・ラベルを作るといったシンプルな作業なので、どなたでもお気軽に楽しめます!パッケージも自分でデザインできますので、二人だけの「おぢか土産」を作ることができますよ!
住所 | 〒857-4703 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷2791-13 | |
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電話番号 | 0959-56-2646(NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会) |
【1日目】藤松
「小値賀」に根付いた「旧藤松家」を改築した古民家レストランで、島の恵みを堪能
「小値賀島」の東、「前方」湾に面する古民家レストラン「藤松」は、捕鯨や酒造りで「小値賀」に深く根付いた「旧藤松家」のお屋敷を改修したレストランです。「小値賀」で採れた新鮮な野菜、活きの良い魚介を、素材の味を存分に生かしたお料理で提供しています。完全予約制、コース料理のお店です。3種類の「島幸(しまさち)コース」を堪能できます。昼食は3,500円コース(藤)、または5,000円コース(雅)から選べます。内容は当日までのお楽しみ!食材は、その日の仕入れやコース、季節により異なります。一期一会の、島の恵みをどうぞお楽しみください。
住所 | 〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷2791-13 | |
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電話番号 | 0959-56-2646 | |
営業時間 | 11:00~14:30(ラストオーダー) 18:00~21:30(最終入店19時半、ラストオーダー21時) |
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休日 | 火曜日 |
【1日目】レンタサイクルで島巡り
レンタサイクルでのんびり島巡り、島の暮らしや美しい景色を肌で感じる
「小値賀」観光のお供には、ぜひレンタサイクルがおすすめ!島をのんびり自転車でめぐりながら、美しい景色や島の暮らしを肌で感じてくださ い。 島には山という山がないので険しい坂はありませんが、アップダウンがつづきます。少ない人数で1日ゆっくりと島内を散策するには、レンタサイクルがおすすめです。ガイド付ツアーご希望の方は、「サイクリングガイドツアー」もあります。あらかじめ、「おぢか島旅」サイトでの申込がおすすめです。
住所 | 長崎県北松浦郡小値賀町 | |
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電話番号 | 0959-56-2646(NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会) |
【1日目】ポットホール
サイクリングで「国の天然記念物」を見る
「ポットホール」は北東端にある「玉石鼻」にある「国指定天然記念物」。出入りする海水の勢いで玉石が回転することで周囲の岸壁を削り取り、今もなお甌穴(おうけつ)を掘り下げています。甌穴自体のサイズは深さ約3mほど、穴の直径は上部が約90cmほど、底部は約60cmほどあります。この甌穴の大きさは世界2位、また日本国内では最大ともいわれています。地元では「玉石様」と親しまれています。白い鳥居が神秘的です。現在も台風などで大きな波がくると、玉石が回転し周囲の壁面を削っているといわれています。年月を経て、さらに大きく成長していくのかもしれません。なお、波が高い日には危険で近づくことは出来ません。歩道はありますが、尖った険しい岩場なので十分に気をつけましょう。
住所 | 〒857-4707 長崎県北松浦郡小値賀町斑島郷 | |
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電話番号 | 0959-56-2646(NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会) |
【1日目】五両ダキ
海の浸食が作り出した自然の芸術「五両ダキ」
「小値賀」の地元の言葉で、ダキとは「崖」のことを指します。「小値賀」は火山でできた島々のため、その噴火口が島内20数カ所あるといわれています。そのうちのひとつが、海水に浸食されてできた「五両ダキ」です。長い年月をかけて、海の力で削り取られたその姿はまさに自然の芸術。壮大さに圧倒されます。なお、落石のおそれがありますので、崖には近づかないようにしてください。
【1日目】旬菜島工房小辻家
小値賀LOVEなご主人が営む、地産地消の創作料理店
生まれも育ちも「小値賀」。故郷を愛してやまない店主が腕によりをかけて作る、地産地消の創作和食料理店。「小値賀島」では、東シナ海と五島灘が育んだ海の幸やミネラル豊富な赤土が生んだ新鮮な野菜など、昔から恵まれた地形と気候で食材の種類がとても豊富。ここでは、地元食材を使った創作料理を楽しむことができます。旬なものを食べてもらいたいので、日によって仕入れる食材が異なるとのこと。春はサワラやイカ、夏は小値賀のブランド魚「値賀咲」やハモ、秋はサンマ、冬はブリやクエなど。年間を通してとれるヒラマサやイサキは人気です。刺身はもちろん、鍋に、炭火を使った焼き物に、湯引きに、いろいろな調理法で提供しています。お刺身の盛り合わせなど、ご要望は事前に相談するのがおすすめです!
【1日目】オヂカノオトに宿泊
世界遺産「野崎島」の絶景を眺めながら、洗練された空間で贅沢な夜を
パノラマの景色に広がる海と世界遺産「野崎島」の絶景が望める、1日1組限定の贅沢な宿。自然の風景も楽しめながら、笛吹商店街まで徒歩2分と便利な立地です。赤い壁が印象的な土間づくりダイニングルームをはじめ、屋外テラスには、ダイニングテーブル、屋外ソファが完備され、グランピングのような過ごし方もでき、リビング、浴室、どこにいても海を感じることができます。北欧家具やハンスウェグナー、イームズ、柳宗理などのデザイナーズ家具はインテリア好きの方にも好評。
ハンモックチェアやヨギボーなど、リラックスアイテムも用意され、アーティスト絵画、レコードプレーヤー、Bluetoothスピーカなども完備し、雨の日でも充実した時間が過ごせますよ!
住所 | 〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷1720 | |
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電話番号 | 0959-56-3090 |
【2日目】7:25 小値賀港→野崎島へ
世界遺産「野崎島」へ。片道約30分の町営船「はまゆう」でGO!
島旅2日目は、「小値賀島」の約2km東に位置する,「野崎島」に出発です。 世界遺産にも登録された「野崎島」はもともと神道の聖地とされていましたが、「野崎島の集落跡」は江戸時代後期に潜伏キリシタンが数多く移住。木造の「野首(のくび)教会」を立てるなど、独自に信仰を続けた集落の遺跡です。最盛期には約650人が暮らしていましたが過疎化が進み、1966年、1971年と立て続けに2つのキリシタン集落は廃村となりました。宿泊関係者以外はほぼ無人の島ですが、島内全域にはニホンジカ約400頭をはじめ、希少な動植物の生息地でもあり、ありのままの自然を体感することができます。「小値賀島」からのアクセスは、「小値賀」と「野崎島」を結ぶ町営船「はまゆう」を利用します。町営船「はまゆう」は、朝と夕方の一日往復2便しかありません。増便ダイヤがある日もあるので、「おぢかアイランドツーリズム」にてご確認を。約30分ほどの船旅で「野崎島」へと到着です。
【2日目】野崎島ガイドツアー(15:30 野崎発)
日本の原風景が広がる「野崎島」の歴史や自然にふれるプチトレッキングガイドツアー
「小値賀町」の島のひとつ、「野崎島」の歴史や自然にふれるプチトレッキングガイドツアーです。 野崎集落や野生の鹿が群れる赤茶けた大地、高台から眺める白砂の浜など、なかなか目にすることのない風景が広がります。また、「野崎島」のちょうど中心にあたる、小高い丘の上に残るレンガ建築の小さな教会「旧野首教会」も見学できます。教会が建つ「野首集落」は潜伏キリシタンが移り住んだと言われる集落で、野崎島にかつてあった3つの集落のうち、舟森集落と共に信仰が深かった地域。「旧野首教会」は、集落に住む17世帯の信者たちが貧しい暮らしを続け、力を合わせて費用を捻出し、数年をかけて建てた本格的なレンガづくりの教会です。このガイドツアーを通じ、「野崎島自然学塾村」の管理人以外、無人となったこの島の歴史に思いを馳せましょう。
住所 | 〒857-4701 長崎県北松浦郡小値賀町2791-1 | |
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電話番号 | 0959-56-2646(おぢかアイランドツーリズム) | |
営業時間 | 9:00~18:00 | |
休日 | 年末年始 |
【2日目】島さんぽ&夕飯のお買い物
「小値賀町」に戻ってきたあとは、晩御飯のお買い物ついでにぶらり島さんぽ
ツアーのあとはすっかりお腹もペコペコ!「小値賀町」に戻ってきたら、晩御飯を調達しに「笛吹商店街」へ。商店街の「ようこそ小値賀へ!」のアーチをぬけると、島一番の大きなスーパー「エイダン」がお出迎え。品揃えが豊富で、「小値賀」のお土産も売っています。旅の質問にも親切に答えてくれるので、お買い物ついでに話しかけてみては?また、地域の人に「江川店」と親しまれるお店「江川酒店」は、お酒の他に、食品、日用品、お菓子、そして近所の畑でとれたお野菜も置いています。夜19時半頃まで空いていて、おそらく島で一番遅くまで空いている商店です。ポットホールのある斑島に向かう道すがらにあります。また、時間に余裕があればぜひやってみてほしいのがメインストリートの左右にある「路地さんぽ」。ふらっと歩けば思いがけないものに出会えます。3階建ての木造建築、その間に連なる細い路地。暗渠をまたぐかのように少しだけ盛り上がった石の太鼓橋。板壁に格子戸。ひなたぼっこ中のかわいい猫にも出会えるかも♪そんな歴史と人情豊かな島の夕方時間をお散歩してみましょう。
【2日目】古民家ステイにチェックイン
築100年以上の、島の物語が刻まれた古民家で暮らすように過ごす
島の時間をたっぷりと刻んだ古民家で、まるで暮らすように過ごす「古民家ステイ」は、小値賀島のいくつかの集落の中に点在する一棟まるごと一組様貸し切りの宿泊滞在施設です。島の暮らしと共にあった、築100年以上の古民家を趣や日本の美はそのままに、快適な空間にリノベーション。心豊かにお過ごしいただける宿泊施設として再び島とともに生きています。武家屋敷や、港を望む漁師町の家。豊かに栄えた島の歴史を刻む古民家で、一棟一棟がかけがえのない「今」につづく島の文化資源。まるごと一棟、一組様貸し切り。古き良き「島の家」で過ごす時間をゆったりとお過ごしください。
【2日目】食材セットで夕飯づくり@古民家ステイ
まるで「わが家」のような古民家ステイで作る晩御飯で島のめぐみを贅沢にいただく
「古民家ステイ」には、IHキッチンに炊飯器やレンジ、トースター、食器やお鍋など基本的な調理器具、ミニサイズの調味料(塩・こしょう・砂糖・酢・醤油・サラダ油)が完備されています。さきほど「笛吹商店街」などで購入した食材などを使って自炊にトライしてみましょう!ここでは、調理用の基本調味料ミニセットと小値賀産お味噌、こだわりの調味料として小値賀産の魚醤とドレッシング、五島のあごだしがついた食材セットの購入も可能。また、朝食にもおすすめな「とけたらとれたてヒラマサ漬け丼セット」もあります。「ブリ」よりも上質な味を言われる「ヒラマサ」を刺身の鮮度そのままに急速冷凍で閉じ込めた「とけたらとれたてヒラマサ漬け」。天然モノ、長崎県産醤油使用、すりゴマたっぷり、化学調味料不使用の「ヒラマサ漬け」と小値賀産のお米、刻み海苔、あごだしわかめスープがついたうれしいセットです。炊飯器でお米を炊き、炊き立てご飯にヒラマサ漬けを並べていただくお手軽スタイル。お好みにあわせて、ぜひご利用ください。
【3日目】朝食こじこじぱん
ちょっと早起きして、島のベーカリー「こじこじパン」へお買い物♪
島の人々に愛されているベーカリー「こじこじぱん」は朝6時半からオープン。ちょっと早起きして、朝日が昇ったばかりの新鮮な島の空気を吸いながらお買い物に出かけましょう。「こじこじぱん」のパンは生地に卵、バター、牛乳を使っておらず、「小値賀」産のさつまいもを練りこんでいるのが特徴です。小麦粉も福岡県産というこだわり。とってももちもちしていて、シンプルで素朴なパンがたまりません。「小値賀」の作物や柑橘類を使った季節限定のパンも大人気。「紫芋あんぱん」「たまねぎと角切りベーコン」「じゃがばたーの魚醤のパン」「紅茶と夏みかんピール」などなど!朝ごはんはもちろん、サイクリング中や船の中でのおやつにぜひ。
【3日目】お土産購入
小値賀のお土産といえばココ!二人だけの旅の思い出に
島の玄関口、小値賀フェリーターミナル内にある売店です。特産品のあおさやかつおの生節などの海産物や落花生、お菓子、小値賀焼や小値賀オリジナルTシャツ、お魚図鑑、お子様用のお土産まで品揃え豊富。商店街でお土産をお買い忘れた際にも安心です!
【3日目】小値賀発
「二人でまた行こうね」。飾らず等身大に、暮らすように過ごした「小値賀島」でのかけがえのない時間
思わず「二人でまた行こうね」。と約束してしまうほど、すっかり魅了されてしまった「小値賀島」での2泊3日の旅。深い歴史と濃厚な自然風景、温かい島の人々との交流やおいしい島グルメなどをまるで島の人々とともに暮らすように楽しむことができました♪飾らず等身大で過ごした時間のなかで、きっとお互いの良い「自然体」な姿を見ることができたのではないかと思います。そのかけがえのない時間をこれからも大切に、そしてまた、「第二の故郷」として「小値賀」を訪れてみてくださいね。
Goal
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