まずはバイクシェア公式アプリで会員登録を行い、JR佐世保駅みなと口の入り口右側（佐世保観光情報センター横）に置いてある自転車を目指します。
自転車の前でアプリを操作し「鍵をあける」を選択。自転車の操作盤の「開始する」ボタンを押し、QRコードを読み込むと解錠されます。これで利用が可能です。

佐世保駅から海沿いの道を南へ。光る海と湾を行き交う船、斜面に並ぶ家々を眺めながら走れるコースです。
干尽（ひづくし）エリアには大正〜昭和初期に建設された旧軍需部の倉庫が9棟残っています。近年そのレトロな外観が話題となり、若い世代にフォトスポットとして注目されています。結婚式の前撮りスポットとしても人気です。

倉庫のあるエリアから高台へと上がると、海側から佐世保港を一望することができる、穴場の絶景スポットが登場。造船所の風景や米海軍基地、海上自衛隊の護衛艦など「港まち佐世保」を間近に見ることができます。春には桜が咲き誇る桜の名所でもあり、春には地元の花見客が多く訪れます。

先ほどと同じ海沿いの道をすいすい走ったら、今度は佐世保駅向かいの港エリアへ。海の玄関口であるフェリーターミナルや、ショッピングモール「させぼ五番街」のそばにある公園です。向かい側にある白と緑の建物は米軍基地の施設。港を行き交う船の姿がよく見え、タイミングが良ければ佐世保らしい船の汽笛が聞こえるスポットです。

佐世保港沿いの道を今度は反対方向へ。左手に見えてくるフェンスの中は米軍基地です。佐世保公園敷地内スケートボードパーク・3on3コートの目の前は、米軍基地のゲートと海上自衛隊佐世保地方総監部が隣り合う場所。2005年公開の映画『釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪』のワンシーンにも登場した「港まち佐世保」らしいスポットの一つです。

左手に米軍基地を見ながらまっすぐ進むと、大きなクレーンや船が現れ、造船所の景色に変わってきます。ここは旧海軍工廠を引き継ぐ歴史ある造船所、佐世保重工業。1913(大正2)年生まれの大きなハンマーヘッド型クレーン（ジャイアント・カンチレバー・クレーン）は、現役で稼働中です。運が良ければ間近で船の修繕の様子を見ることができます。

米軍基地ゲートを背に並木道を進むこの通りの名前は「国際通り」。文字通りいろんな国籍の人が行き交います。海上自衛隊敷地内に架かる橋や壁面アートなど、フォトスポットも盛りだくさんのルートです。
人気の佐世保バーガー店は混み合うことも多いので、事前に電話予約するのが地元流。（土日祝は前日の予約がおすすめです）甘めのバンズとマヨネーズがクセになるおいしさです。

ここまで巡ってきて感じた、港まち佐世保。もっと詳しく知りたくなったらここ。旧日本海軍と海上自衛隊の歴史や活動がわかりやすく解説されています。もともと海軍士官の懇談や外国艦隊士官の接待、艦隊乗組士官の宿泊場として設けられた施設だった建物の一部を修復し、今に受け継がれています。7階の展望ロビーからは、佐世保湾の風景が一望できますよ。

自転車返却時は、ラックに自転車を差し込みます。手動で鍵をかけ、自転車の「返却可」が光ったら「返却ボタン」を押し、リングが青く光ったら返却完了です。