UMIKAZE Blog
海風旅ブログ
新茶の季節です♪
夏も近づく八十八夜~♪って歌ご存知ですか??
立春の日から八十八日目が八十八夜です。この八十八夜は、二十四節気以外の季節以外を示す「雑節(ざっせつ)」のひとつ。八十八夜には、種まきや田植え、お茶を摘むなど、春の農作物の作業が行われる時期で、農業をする人にとって大切な日とされています。
5月1日が八十八夜で、佐世保のお茶処:世知原町でもお茶摘みが始まっています。
世知原町は、県北最高峰の国見山(777m)を有し、当町を源流とする県内最長の佐々川が町内中心を流れています。
茶栽培は、特に冬は積雪や道路凍結が多い標高250m~450mの山間地で行われています。朝・晩の寒暖差が大きく、冷涼で霧深い世知原町は、高品質なお茶が育つ環境を有しています。
世知原茶の製造方法は、「蒸し製玉緑茶(むしせいたまりょくちゃ)」です。
荒茶(あらちゃ)製造工程の途中までは煎茶と変わりませんが、精揉(最後に形をまっすぐに整える)工程がなく、回転させながら熱風で茶葉を乾燥させるため、丸くグリっとした形状に仕上がったお茶となり、これを「玉緑茶」と呼び、茶葉の形状から「グリ茶」と呼ばれることもあります。
口あたりはまろやかで、口の中にうまみの余韻が残ります…
蒸し製玉緑茶は、全国の緑茶生産量の4%程度しか生産されていない、大変希少なお茶です。
佐世保駅構内にある佐世保観光情報センターでも、前田製茶とさせぼがじらの商品を取り扱っており、新茶はまだありませんが、これから入ってきます。
させぼがじら 世知原茶のハーブをブレンド、季節限定のブレンドティも!!
前田製茶 手前はピルスナーといって、ビールと混ぜてビアカクテルに!!
前田製茶では、世知原茶の淹れ方やほうじ茶体験もできます。
詳しくは下記リンクからご覧ください。
5月中は、新茶の作業で体験はできませんが、6月以降なら可能とのこと。新茶をもっと美味しくいただけそうですね♪
この時季ならではのイベントがもうひとつ!
それは早岐茶市
海のものと山のものの物々交換から始まったといわれる伝統の早岐茶市
勝手な見解ですが、この市も八十八夜が関係しているのかもと思ってしまいます
昨年から、初市・中市・後市の3回だけになりましたが、「茶市ん風にふかるっぎんた風邪ひかんばい」と昔からいわれています。
海のものと山のものとの新しい出会いも待っています♪
おでかけしてみませんか。
初市:5月10日(金)・11日(土)・12日(日)
中市:5月24日(金)・25日(土)・26日(日)
後市:5月31日(金)・6月1日(土)・2日(日)
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