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海風旅ブログ
佐世保の冬の味覚を満喫☆魚介が美味しい店3選
全国的にも“魚介がおいしい”といわれる長崎県。五島列島・平戸沖、西海国立公園九十九島と豊かな漁場が近くにある佐世保は、一年を通して新鮮な海の幸が味わえます。みなさん「佐世保=魚介」というイメージがあるようで、私たちも県外から来た方に「お刺身のおいしい店教えて~」とよく聞かれます。
そこで今回は、冬オススメ♡旬の魚介が味わえるお店3店舗をご紹介!!あったか~い鍋料理に炉ばた焼きなど、寒い季節にピッタリなメニューがいっぱいですよ♫
※この記事は2017年12月時点の情報です
※取材時点の内容のため営業時間等については事前に店舗様へご確認ください
①活魚料理の店 水月(すいげつ)
まず最初にご紹介するのは、創業70有余年の「水月(すいげつ)」。市内中心部、佐世保の飲み屋街の一角にあり、地元の常連さんはもちろん観光客も多く訪れるお店です。1階はカウンターと座敷タイプの個室、2階には大人数の宴会や法事にぴったりな最大50名収容の広~いお座敷もあります。
水月といえば、何と言っても、活魚料理!!店内の生簀にはイカ、ヒラメ、トラフグ、伊勢えびなどが泳いでいます。元気にピチピチ…こんな風に!
↑生簀からあげたばかりのトラフグちゃんです。ぷぅ~っと膨らんだほっぺが愛らしいですね。こちらは九十九島の海で育った佐世保のブランド魚「九十九島とらふぐ」。エサに早摘みミカンを配合するなど、愛情たっぷりに養殖されたトラフグなんですよ。
トラフグは冬が旬!水月の冬季限定(10~3月)ふぐコースは、ひれ酒、酢物、ふぐ刺身、茶碗蒸し、唐揚げ、ふぐ鍋、雑炊と、贅沢なフルコースが楽しめます(一人前5,000円)。「新鮮なふぐを、まずはお刺身で味わってください」と店主さん。ふぐコースは一人前から注文できて、予約なしでもOKだそうです。
↑お見事!透けるような薄造り。おいしそう~♪
ふぐ刺しは薬味と一緒に、もみじおろし+ポン酢でいただきます。
これはおいしいっ!!次はお箸をすべらせてザーッとすくい取ろうかな♡
こちらはコースの酢物、茶碗蒸し、ひれ酒、唐揚げ。ふぐってどんな料理でも美味しくいただけるんですよね。ふぐ料理は単品メニューもあります♪
キャー、待ってました!!ふぐ鍋の登場です!!プリップリの身が顔を出してる♡ふぐの旨みがスープに溶け出して、ものすごく美味しいことになってます。
フーフーッ♪身はシンプルにポン酢でいただきます。ふぐは身離れがよくて食べやすいんですよね。アツっ、ウマっ、ウマ~い♡ふぐの美味しいエキスで具材もより美味しく感じます。シメは雑炊がありますので、スープは残しておいてくださいね。
次にご紹介したいのがこちら↑。長崎名物の“アレ”のお刺身なんですが…、何だかわかりますか?
正解は…「鯨(くじら)」!。長崎では古くから鯨肉を食べる風習があり、佐世保では学校給食にも出るほどメジャーな食材なんです。こちらは7種の部位が味わえる鯨盛り合わせ(5,000円)。奥の小鉢に乗っているのが「さえずり(舌)」、その左から時計回りに「ベーコン」、「かのこ(下顎)」、「百ひろ(腸)」、「うね(腹側前方の表皮)」、「赤身」、中央の白いのが「皮」です。(単品は300円~)
鯨の刺身には生姜醤油が定番。こちら↑はファンの多い稀少な「かのこ」と呼ばれる部位で、初めて食べましたが、思ったほどクセがなく、サシが入ってとろけるような美味しさでした♪初めての方には、「皮」がおすすめだそうですよ。
ほかにも寿司や焼き物、煮付けなどバラエティ豊かな魚料理が楽しめる水月。ボリューム満点な「お昼の定食」(600円~2,000円/土日OK)も人気です。
【活魚料理の店 水月】
住所:佐世保市山県町1-16
電話番号:0956-22-4177
営業時間:11:30~23:00(OS22:00) ランチタイム11:30~14:00
定休日:無休 駐車場:なし(近隣に有料Pあり)
②いけ洲 博多屋
続いてご紹介するのは、佐世保駅そばグリーンホテル内の御食事処「いけ洲 博多屋」。佐世保駅前のシンボル、三浦町カトリック教会の並びにあります。
店内に入ると、コの字型のカウンターの中央に大きな生け簀が!!身を乗りだして覗いてみると、アジやアカハタ、鯛など、佐世保近海で水揚げされたばかりの魚たちが泳いでいました。博多屋も長年のファンが多い、活き造りで有名なお店です。
活き造りでまず食べていただきたいのがこちら↑イカです。いかの種類は季節によって変わるそうですが、今回は冬に旬を迎えるミズイカ(時価3,000円~)。活きが良すぎて、網からすぐ逃げようとするので撮影が大変でした。
わぁ~!まだ動いてる!!これぞ活き造りの醍醐味ですね。
見てください、この透明感!この透き通るような身こそ、新鮮さの証です。
いただいてみると、すごく甘くて美味しい~♡鮮度でこんなに美味しさが違うなんて!
続いて生け簀から揚がったのはこちら↑、長崎ではおなじみのウチワエビ(2,000~3,000円)。こちらも活き造りでいただきます♪こちらも活きがいいな~、ピチピチ。
ウチワエビは鍋に入れたり、焼いても美味しいですが、お刺身も絶品なんです。見ての通り、身はプリップリで甘みがありますよ。えび味噌を絡めて食べるとさらに美味~っ♫
イカとウチワエビは、残りを天ぷらと味噌汁にしてくれます。最後のお楽しみ♪
こちら↑はサバの活き造り(3,300円)。博多屋では、地元ブランド魚「長崎ハーブ鯖」を使っています。飼料にハーブが配合されているので、特有の臭みがなく食べやすい!鯖は鮮度が命ですから、ひと口食べればその新鮮さがわかります。
お刺身はこのような↑「大漁舟盛合わせ」(6,000円~)にもできます。これはテーブルが華やかになりそう。抱えているのは、この道40年以上という料理長さん。特別に活き造りの現場を見せて頂きましたが、見事な包丁さばきに、しばし見惚れてしまいました。
最後にご紹介するのは、冬にぴったりの「鯛しゃぶ」↑(1,500円)。鮮度抜群の鯛のお刺身を、贅沢にしゃぶしゃぶでいただく佐世保の名物料理です。
しゃ~ぶ、しゃ~ぶ♪と、出汁にさっとくぐらせれば、もう食べ頃。新鮮なお刺身なので半透明くらいがベスト!ポン酢か胡麻ダレにつけていただきます。もちろん野菜などの具材も一緒に入れてOK。ちょっと変わった鍋を楽しみたい方におすすめですよ。
【いけ洲 博多屋】
住所:佐世保市三浦町4-1 グリーンホテル内
電話番号:0956-25-6261
営業時間:11:30~22:00 ランチタイム11:30~15:00
店休日:12/31・1/1のみ 駐車場:有
③旬魚 松竹丸
続いてご紹介するのは、市内中心部にある「旬魚 松竹丸」。佐世保みなとICをおりて佐世保港沿いを直進すること車で約6分。佐世保川沿いにある海鮮料理専門店です。
1Fはカウンターとテーブル席、2Fには広々とした座敷席もあります。ちなみに1Fにはカキ焼きが楽しめるテラス席もありますよ♪(テラス予約専用電話:090-5280-8169)
今回は2名以上で予約できる「松コース」(4,320円)をご紹介します。
おっ!早速かわいい船が来ましたよ~。持ってきてくださったのは、コースの刺身盛り合わせ。「うちは実家が鮮魚店なので、魚介の目利きと鮮度には自信があります」と店主の松本さん。
なるほど、鯛の輝く“目”を見れば、その新鮮さがわかるってもんです。刺身の内容は季節やその日の仕入れによって変わるそうですが、魚屋さんだけあって、種類が豊富ですね。
こちら↑は、コースの小鉢と一品もの。最初から最後まで魚介づくしです♪
さあ、メイン↑がやって来ましたよ。松竹丸名物「海鮮炉ばた焼」!!
具材と一緒に焼き台が運ばれてくるので、自分たちで網に並べて焼いていきます。わーい♡なんだか楽しそう。
まずは「帆立貝」から焼いていきます。お店特製の和風だしをたっぷりかけるのがポイント。貝殻の上で味がじんわり染みていきます。美味しそ~♡
色が変わってきたら、裏返して全体に火を通します。ちなみに向こうに並んでいる、大きなアサリのような貝は「ホンビノス貝」。こんなレアな貝が仕入れられるのも魚屋ならではだそうです。
お、パカッ!と口が開きましたよ♪口が開いたら貝柱がついている面も焼いていきます。焼き方はお店の方が教えてくれるので、気軽に尋ねてみてくださいね。
今が旬の「九十九島かき」も炉ばた焼でいただきました。ちょっと小ぶりなのが九十九島かきの特徴。生でも食べられる新鮮なものを、味噌風味のだしでグツグツ~♡もう、とろけるような美味しさでした。
ほかにも味噌風味のだしでいただく「サザエ」や、
長崎特産の「ウチワエビ」も♡焼いていただきました。
海鮮のいい~香りが漂う焼き台を囲んで、お酒を呑みながら、おしゃべりしながら…、楽しいひとときが過ごせますよ。炉ばた焼きサイコー♪
コースのシメは、いろんな具が入った「海鮮手巻き寿司」です。これまた贅沢♡
今回ご紹介した松コース(4,320円)は、刺身5~7品、小鉢、一品もの、海鮮炉ばた焼7品、ご飯ものというボリューム満点の内容。他にも竹コース(2,700円)や、鯛しゃぶが味わえる鍋コース(4,860円)もありますよ。
【旬魚 松竹丸】
住所:佐世保市平瀬町3-13
電話:0956-59-7780
営業時間:17:00~23:00(OS22:30)
店休日:不定休 駐車場:有
冬の魚介特集いかがでしたか。「九十九島かき」と「九十九島とらふぐ」は寒いこの時期しか食べられませんよ~!ぜひこの機会に佐世保の冬の味覚を満喫してくださいね♪