UMIKAZE Blog
海風旅ブログ
とれたての九十九島かきを堪能。穴場で食べる☆海上かき小屋体験!
※2023年1月30日現在の情報へ内容を更新しました。
佐世保を代表する景観といえば「九十九島」(くじゅうくしま)。青い海に映える緑の島々…自然豊かな多島海の景色は、いつみても絶景です。 実はこの九十九島、おいしい魚介の宝庫でもあるんですよ。 今回ご紹介するのは、佐世保の冬の風物詩「九十九島かき」! 地元では11月の解禁を楽しみにしている方も多く、わが家でもお正月のお祝い料理には必ず九十九島の新鮮な生ガキが登場します。
九十九島の海に浮かぶ“かき焼き小屋”
そんな佐世保名物「九十九島かき」を、心ゆくまで堪能できるスポットがこちら。
九十九島かきの養殖業者「マルモ水産」さんが経営されている“かき焼き小屋”です。
おぉ〜賑わってますね!皆さんせっせとカキを焼いておられます。
ちょっと写真では分かりにくいかもしれませんが、これ海の上なんですよ!
というのも、実はこの場所、カキを養殖している“海上いかだ”の上。
私たちがカキを焼いている下では、美味しいカキがスクスクと育っているのです
こちらがマルモ水産の末竹社長。
末竹社長:「九十九島のかきはおいしいですよ〜」
栄養たっぷりのカキを食べているせいか、社長!肌ツヤがいい!(笑)
社長が特別に海からカキを引き揚げてくださいました。
「うわ〜!カゴの中にカキがいっぱい!!」
よく見ると、カゴの中でカキがきれいに並んでいます。
末竹社長:「一つずつカキ同士が重ならないように並べて育てることで、栄養がムラなく行き渡るんですよ」
カキたちは大切に手間ひまかけて育てられているのですね。
しかも、マルモ水産さんでは定期的なノロウイルス検査や、水揚げ後にはUV殺菌も行っているそうです。
アツアツ!うまうま!焼きガキ体験
私たちも早速いただくことにしました。
まずは殻付きカキを購入。
これで1キロ、900円(税込)です。もちろん新鮮そのもの!
まず火をおこした焼き台にカキを並べていきます。
平たい方から焼き始めるといいですよ。平たい方を下にして2〜3分、ひっくり返してさらに2〜3分焼きます。おいしいエキスが残るくらいがベストです。
おおっ!いい香りが漂ってきました。
そろそろ食べごろです。
軍手とナイフで、カキ、オープンッ♪
待ってました!プリプリの身がお目見え〜っ!
うゎ〜!エキスがブクブク…美味しそう!
焼きたてをいただきます。カキの殻がお皿代わり♪
アツアツだからやけどに気をつけて…
これは…うまーいっ!
身がプリプリ!うまみが濃厚すぎる〜!
私もいただきまーす。
う〜ん♪おいしーい!
小ぶりだけど、小さな身の中にうまみがギュッと詰まってるぅ〜!
何にもつけずに、天然の塩味だけでおいしくいただけます。
こちらは九十九島セット(真牡蠣)1,700円(税込)。
殻付カキ1キロに、牡蠣チャウダーとかき炙り笹めし2個がついてます。
スープと笹めしは手づくり。バラエティ豊かなカキ料理がお得に楽しめますよ。
九十九島かきが美味しいワケ
ここで末竹社長から聞いた話を少々。
九十九島のカキが美味しいのは、カキが育つ環境、つまり九十九島の海にヒミツがあるそうです。
【ヒミツ①】カキの養殖に適した緩やかな潮流。
九十九島の海域は、入江が複雑に入り組んだリアス海岸なので、波が穏やかでカキの養殖には適しているそうです。
【ヒミツ②】良質なカキのエサが豊富にある。
海に浮かぶ島々や周囲の森から、海水に栄養分が流れ込むので、九十九島の海水はカキのエサとなる植物性プランクトンが豊富なのだそうです。
まさにカキを養殖にピッタリの環境が整っているというわけですね。
マルモ水産の場所は、九十九島動植物園森きららから程近い、佐世保市船越町にあります。九十九島の海沿いで、入口はこの看板が目印ですよ。
夏はひと回り大きな「九十九島岩がき」も食べられます♪