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海風旅ブログ
世界で最も美しい湾「宮津湾・伊根湾」
宮津湾・伊根湾は、平成28年11月に「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しました。京都府が海に面していることは意外と知られていませんが、その代表が「日本三景・天橋立」のある宮津湾の宮津市と「伊根の舟屋」のある伊根湾の伊根町です。
宮津市は天橋立、大江山、世屋(せや)高原など美しい自然があり、四季折々の風景が楽しめるほか、御鎮座1300 年の元伊勢籠(この)神社、西国巡礼第28番礼所・成相(なりあい)寺、「三人寄れば文殊の知恵」でおなじみの智恩(ちおん)寺や重要文化財・旧三上家住宅、現役日本最古の教会・カトリック宮津教会、日本の滝百選・金引の滝などがあります。また、食では新鮮な魚介類、西日本お米食味ランキング特A級の丹後コシヒカリや酒蔵、ワイナリーがあり、疲れを癒やす4種類の温泉源がある関西有数の観光地で、現在年間300万人の観光客が訪れています。
伊根町は「日本のベネチア」とも言われている美しい伊根湾を観光船や漁船タクシーで海から楽しめます。また、日本の原風景を守るため、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、平成20年には「日本で最も美しい村」連合に加盟し、今に残る漁師町の町並みはゆったりとした時間を体感できることから、観光客が年々増加しています。
最後に、本年1月から放送が始まったNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」では、主人公・明智光秀の娘・玉(後の細川ガラシャ)は夫・細川忠(ただ)興(おき)と天橋立を望む宮津城で幸せな日々を過ごしましたが、光秀が本能寺の変を起こしたことから、その日を境に激動の人生を歩むことになります。もしドラマの終盤に細川ガラシャが登場したときは、宮津のことを思い出してください。
(文:宮津市商工観光課長 前田 繁さん)