UMIKAZE Blog
海風旅ブログ
九十九島とイルカ
海きららの展示テーマである九十九島の海にはさまざまな生き物がすんでいます。
大きいものではイルカ類も九十九島湾内に泳いでやってきます。
これまでハンドウイルカやカマイルカ、マダライルカなど多くの記録が残されており、 マッコウクジラも海きららの近くまで泳いできたことがあります。
そのようなこともあり、海きららではイルカを展示し紹介しています。 現在2頭のイルカが1日3回のプログラムで、たくさんのお客さまを魅了しています。
さて、このイルカたちですが、実は和歌山県の太地町からやってきました。国内では唯一イルカ漁が実施されているところです。
陸路を13時間かけて運ばれてきました。
館長である私は「この手で運びたい」という強い思いを持っていましたので、 和歌山県から海きららまで同行しました。
トラックが到着してプールサイドまでは、遠いところからやって来てくれたイルカたちに感謝の意を込めて、1頭1頭慎重に運びました。
海きららの飼育方針は、まずはイルカたちの喜びを追及することです。 狭いプールの中で退屈しないように手作りのおもちゃを入れたり、時間があればスタッフがイルカたちとよく遊んだりしています。
その結果、人懐こい元気なイルカに育っています。
皆さん、海きららの元気なイルカたちをぜひ見に来てください。
(文:九十九島水族館 館長 川久保 晶博さん)