UMIKAZE Blog
海風旅ブログ
九十九島と遊覧船
「新九十九島遊覧船建造プロジェクトチーム」の熱い思いを詰め込んだ佐世保市民の船「パールクィーン」は 2002年の海の日に華やかに就航しました。
パールクィーンは快適な遊覧の中で九十九島の素晴らしさと豊かさを多くの方々に知っていただくこと、 西海パールシーリゾート(当時)の再活性化、ひいては佐世保観光の活性化という大きな役割を担っていました。
ハード面では本物志向と品格、完全バリアフリー、授乳室など隅々まで行き届いた施設に、 ソフト面では船員によるウェルカムサービスとボランティアガイド、社員など総力挙げての九十九島情報発信にこだわった船です。
特に九十九島遊覧船初の女性船長は笑顔とおもてなしが素晴らしく、大人気で、女性船長の船に乗りたくて来場されるお客さまもいたほどでした。
九十九島遊覧は、多彩な島、漁業と養殖筏群、サンセット、カブトガニやクラゲ、トビカズラなど希少な生き物、 島の数とその調査方法、操船に厳しい地形、海岸線の自然度81.5% とその理由など、お伝えする情報には事欠かず、大変満足いただいています。
これからも自然景観と豊かさが守られ、「世界で最も美しい湾」の名にふさわしい九十九島であり続けることを祈念してやみません。
(文:元させぼパール・シー代表取締役 本田 克彦さん)