UMIKAZE Blog
海風旅ブログ
九十九島と市民活動
初めて観光船に乗ったとき、九十九島の美しさに感動し、この感激を多くの人と分かち合いたいと思い、 九十九島を紹介するボランティアガイドを始めました。
観光船のお客さまは湖のように静かな海にびっくりします。
「今日は特別に波が穏やかなのですか」
「ご覧の島々が外洋からの波を消してくれているのです」。
お客さまとの会話はこんなことから始まります。
約50分間の九十九島遊覧の後、満足気に下船するお客さまに「お友達にも九十九島の良さを伝えてください」とお願いすることを忘れません。 お客さまによる宣伝に勝るものはないと思うからです。
話は変わりますが、「九十九島の会」というボランティア団体は、島々の漂着ごみの清掃・環境保全、島の植物や鳥の観察・調査、 子どもたちと無人島へ渡り九十九島の自然に親しませる、九十九島の魅力を発信するなどの活動を行っています。
観光船ガイドが表舞台とすれば、「九十九島の会」の活動は裏方と言ってもいいかもしれません。
私はその両方の活動に参加していますが、ボランティア活動は自分が楽しいと感じること、マイペースで参加できることが基本です。 そうでなければ、長続きしません。
奉仕とか貢献とかの堅苦しいことは抜きにして、興味があったら参加することから始めたらよいと思います。
(文:「九十九島ボランティアガイド」「九十九島の会」柴田 昭隆さん)