海風の国とは?
黒島
”花群れる”祈りの島 黒島。
国の重要文化財の「黒島天主堂」は、昔も今も島民たちの心のよりどころ。潜伏キリシタンを全うした先祖の生き方をそのままに、今日も島民の8割がカトリック信者です。信仰が暮らしの中心という祈りの島は訪れる人を季節の花たちで迎え、素朴であったかい山の幸と海の幸をふんだんに使った伝統の島ごはんでもてなしてくれます。味も歯ごたえもしっかりな黒島どうふは、黒島のミネラルたっぷりな海水を使った島の自慢の逸品です。
九十九島に浮かぶ祈りの島、信仰は今も暮らしの真ん中に。
幕府の禁教令による厳しい弾圧と監視から逃れるために、開拓民として島に移住した、黒島のカトリック信徒たち。潜伏キリシタンの歴史には悲話が多い中、黒島には「信仰復活」という奇跡のような史実が存在しています。その子孫たちが今もこの島の文化や自然を守り、信仰とともに生きる暮らしが丁寧に受け継いでいます。
100年前からこの島を見守る天主堂が語るもの
国の重要文化財で、世界遺産暫定リストにも掲載されているのが、島のシンボル「黒島天主堂」。ゆうに100年を越す赤煉瓦の建物は内外観ともに素晴らしく、ガイドの方の解説を聴きながら教会探訪されることをオススメします。